花見山公園
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花見山公園(はなみやまこうえん)は福島県福島市渡利にある私有の公園である。山一体が自然の景観を活かした公園になっている。春には、梅、桃、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、サンシュ、モクレンそしてツバキ等の花々が咲き競い、その光景はまさに百花繚乱と言うにふさわしい。「福島に桃源郷あり」と写真家秋山庄太郎が毎年訪れた事でも有名である。毎年、約20万人の観光客やカメラマンが訪れる。花卉の生産場所であるため、春以外でも花を観ることができる。また近隣の花卉生産農家も阿部氏に習い、私有地に新たに花を植える動きがあり、面積は拡大傾向にある。
名前に公園と付いているが、正確には個人所有地である。1960年頃、花卉生産農家である阿部一郎が花見山公園と命名し、善意により無料で開放を始めた。
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[編集] アクセス
JR福島駅から南東へ約5km。4月の上旬から中旬にかけては、花見山公園周辺への交通規制が行われる。
[編集] バス
- 臨時バス
- 3月下旬から5月上旬にかけて福島交通が直通の花見山号を運転している。
- 路線バス
- 福島駅東口8番のりばから「中学校経由渡利大回り」または「扇田町経由渡利循環」に乗り、花見山入ロ停留所で降車、徒歩15分程度。
[編集] 課題
シーズンには観光バスやマイカーが押し寄せるが、近隣の道路の道幅が狭いため、渋滞の原因となっている。また一部のカメラマンに、マナーを守らない悪質な者がおり、問題視されている。