航空ショー
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航空ショー(こうくう — )は航空機の展示会。新型機の発表と販売目的、軍事デモンストレーションなどのために行われるが通常、一般人への公開も行われる。 アトラクションとしてアクロバット(曲技)飛行も行われる場合が多い。
イギリス・ファーンボローエアショーやフランス・パリ航空ショーなどは商業目的のショーであり、開催中は商談中心のトレードデーと一般公開されるパブリックデーに分かれており、出展機の数など規模が大きいことで世界的にも知られている。それ以外では各国の軍用飛行場や民間飛行場等で開催されることが多く、各種軍用機、民間機の地上展示、あるいは展示飛行が行われ、年によっては空軍等が保有するアクロバット飛行チームによる曲技飛行が行われる場合もある。日本の場合は航空自衛隊による航空祭が全国各地の基地で毎年行われ自衛隊機の他、米軍機の展示も行われ、アクロバット展示飛行チームブルーインパルスによる曲技飛行も行われる。
また、近年では国内でも民間アクロバットチーム(エアロックやディープブルースなど)が年間を通じて航空祭だけでなく、様々な航空イベントでフライトを行っており、アクロバット飛行を国内で目にする機会もかなり増えてきた。
日本の場合は自衛隊で開催される基地祭は、自衛隊に対する広報目的の為入場無料であるが、欧米の場合はスポンサーを付けての有料イベントとして開催されることが多い。中でも世界最大級なのがイギリス・フェアフォード空軍基地にて毎年7月に行われるRIAT(Royal International Air Tattoo)であり、地上展示機(周辺国の軍用機中心)だけでも約200機、飛行展示も各種戦闘機、練習機、輸送機、偵察機、爆撃機、ヘリコプターやアクロバットチームが参加し、午前9時から午後6時までの間、ノンストップで行われるクオリティの高い内容となっている。