胡麻団子
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胡麻団子(ごまだんご、正確には揚げ胡麻団子(あげごまだんご))は中国料理の甘い点心(菓子)の一種。中国語では芝麻球(ジューマーチョウ、ピン音: zhīmáqiú、注音: ㄓ ㄇㄚˊ ㄑㄧㄡˊ)または麻球(ピン音: máqiú)、英語ではglutinous rice sesame ballsと言う。
胡麻餡を白玉粉に水と胡麻油を混ぜた生地で包み、まわりに白胡麻または黒胡麻をまぶし揚げて作る。胡麻餡の代わりに小豆の漉し餡を使ったり、蓮の実餡を使うなどのバリエーションもある。また、中に餡を入れず、暖まった空気で中空に膨らませ、大きく揚げるものもある。
国際的に広まりつつあり、欧米などでも都会なら見かけることは珍しくない。点心のデザートの中では日本では最も人気の高いもののひとつであるとも言える。大体4~5個分のカロリーは白米茶碗一杯分に匹敵するとされているが、日本で売っているものは海外で売られているものに比べて比較的小さめであるので、この比較は中国で成立するものだといえる。