縦置きエンジン
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縦置きエンジン(たておきエンジン)とは、乗り物においてエンジンのクランクシャフトが進行方向に平行、前から後ろに搭載されている状態をいう。英語では「longitudinal engine」(ランジャテューディナル・エンジン)がフォーマルな言い方だが、自動車前方を地図の北に見立てて「north-south engine」(ノース=サウス・エンジン)という言い方も広く用いられる(使用例:「エンジンはノース=サウスだ」は「エンジンは縦置きだ」の意)。
ほとんどすべての後輪駆動車(FR車とRR)がこの方式であり、一方、ほとんどの前輪駆動車(FF車)では横置きが多数派である。水平対向エンジンでは駆動方式に関わらず(つまり前輪駆動であっても)標準的に縦置きが採用される。