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緯書(いしょ)とは漢代、儒家の経書を神秘主義的に解釈した書物。七経(『詩』『書』『礼』『楽』『易』『春秋』)に対して緯書が作られ、これを七緯(しちい)と総称する。前漢末から後漢にかけて隆盛し、後漢では内学とまで呼ばれた。緯書の原本は隋の煬帝により禁書処分されて散逸し、『易緯』や『詩緯』に逸文として断片的に残る。これの鄭玄の注に、辛酉革命説の記述がある。また神話や伝説、迷信などを含む一方、天文や暦法、地理などの史料を豊富に含んでいる。