笹山遺跡
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笹山遺跡(ささやまいせき)は、新潟県十日町市中条にある縄文時代の遺跡である。火焔型土器の代表的遺跡である。
笹山遺跡からは、1980年代の調査で火焔型土器約20を含む多数の土器が出土した。火焔型土器の数は笹山遺跡がもっとも多く、1999年(平成11年)6月7日に出土品が一括して国宝に指定された。縄文時代の土器として初、新潟県の文物としても初の国宝指定である。発掘物は十日町市博物館に所蔵されている。
現在、遺跡のある場所は市営陸上競技場や野球場などがある。2000年(平成12年)から毎年1回、ここで出た土器が国宝になったのを記念して、中条地区振興会主催で「笹山じょうもん市」が開催されている。ただ、非常にローカルなので、地元の中条中学校区の小中学校(中条中、中条小、東小、飛渡[とびたり]第一小)が地域の行事でかかわる意味合いも強い。