磨勘留島
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磨勘留島(まかんるとう)は中部千島列島の北端、温祢古丹島の北西方、大和水道を挟んだ約15浬に位置する。 南北の長さ約10km、幅が約7km余り、地勢は険阻で海岸は険崖となっており、中央に海抜1168mの三高山と称する休火山が聳える。得撫島からこの磨勘留島までを中部千島と呼ぶが、日本領時代、行政上は捨子古丹島や温祢古丹島などとともに北海道根室支庁占守郡に属していた。現在は日本政府は国際法的には所属未定地と主張しているが、ロシア連邦が実効支配している。ロシア名はマカンルシ島(о.Маканруши)
磨勘留島の西方、約11浬にアボスと呼ばれる三角形の裸岩がある。ロシア名アヴォシ岩(скала Авось)。海面からの高さ凡そ35m。遠くから眺めるとまるで船が浮んでいるように見えることから、一名を帆掛岩という。(千島アイヌはハイノコと呼んでいた)
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