相互送金
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相互送金(そうごそうきん)とは、一般振替口座、ぱ・る・る、貯蓄貯金通帳・カードを用いて、郵便貯金の窓口または郵貯ATMから銀行等の民間金融機関宛に振込、または銀行等の民間金融機関の窓口(金融機関によっては、インターネットバンキングやATMからも可能)から郵便局の一般振替口座、ぱ・る・る、貯蓄貯金宛に送金するサービスである。
ただし、提携先の金融機関がきわめて限られている(都市銀行はない)ためあまり知られていないことと、郵便局側からの振込の場合で利用可能時間がATMからであっても平日9:00~15:00のみと、限られていることと、払込人名義のぱ・る・る等の引き出し口座が必要なことが難点である(しかも、ホームサービスからの利用もできない)。近年では、本サービスの利用率が低下している等を理由に撤退する金融機関も出ている(詳細は後述)。
銀行等の側からの場合、窓口からのみ利用できるケースが多く、他行扱いの振込手数料と同等あるいはそれに近い金額が取られる。
最近では、ネットフリーマーケットなどの個人間のネット取引の支払口座として活用される傾向にある。また、このシステムを活用して、ジェイティービーグループの旅行積立、「たびたびバンク」のフリープラン利用者で郵貯からの入金を希望する場合、申し込みの際に入金先に大垣共立銀行を指定することを奨めている(それ以外は、みずほ銀行・埼玉りそな銀行を除く全都市銀行の中から指定できる)。郵貯たびたびバンクを利用する場合は、入金先が大垣共立銀行に固定されている。
目次 |
[編集] 提携先金融機関
(統一金融機関コード順)
- 青森銀行
- みちのく銀行
- 荘内銀行
- スルガ銀行
- 大垣共立銀行
- 鳥取銀行
- 住友信託銀行
- 新生銀行
- シティバンク、エヌ・エイ
- 京葉銀行
- 東日本銀行
- みなと銀行
- 京都信用金庫
- 長野県信用組合
- 長崎県民信用組合
- 北海道労働金庫
- 東北労働金庫
- 中央労働金庫
- 新潟県労働金庫
- 長野県労働金庫
- 静岡県労働金庫
- 北陸労働金庫
- 東海労働金庫
- 近畿労働金庫
- 中国労働金庫
- 四国労働金庫
- 九州労働金庫
- 沖縄県労働金庫
[編集] かつて本サービスに参加していた提携先金融機関
以下の金融機関では、近年、本サービスの利用率が低下しているなどを理由に撤退する金融機関も出てきた。なお、郵貯とのATM相互利用提携については継続する。
[編集] 料金
[編集] 郵便局→民間金融機関
- 窓口扱い 290円
- ATM扱い 270円(2006年4月1日改定)
[編集] 民間金融機関→郵便局
扱う金融機関によって方法・料金異なるが、一例として青森銀行、みちのく銀行、荘内銀行、大垣共立銀行、住友信託銀行、新生銀行、東北労働金庫を取り上げる。
[編集] 青森銀行
ATM扱いのみ(平日9:00~15:00のみ、青森銀行の通帳・キャッシュカード利用時のみ利用可能)
- 3万円未満 525円
- 3万円以上 735円
[編集] みちのく銀行
窓口扱いのみ
- 3万円未満 630円
- 3万円以上 840円
[編集] 荘内銀行
窓口扱いのみ
- 3万円未満 525円
- 3万円以上 735円
[編集] 大垣共立銀行
窓口扱い
- 3万円未満 630円
- 3万円以上 840円
ATM扱い(平日9:00~15:00のみ、自行キャッシュカード利用時)
- 3万円未満 315円
- 3万円以上 525円
ATM扱い(平日9:00~15:00のみ、現金利用時)
- 3万円未満 420円
- 3万円以上 630円
スーパー・テレホンバンキング(オペレータ扱いのみ)
- 3万円未満 315円
- 3万円以上 525円
[編集] 住友信託銀行
窓口扱い
- 3万円未満 630円
- 3万円以上 840円
住友信託ダイレクト(インターネットバンクサービス)24時間対応 (1月1日~3日は利用不可)
- 3万円未満 210円
- 3万円以上 420円
住友信託ダイレクト(テレホンバンクサービス)平日9:00~21:00、土9:00~17:00 (日曜日・祝休日および12月31日・1月1日~3日は利用不可)
- 3万円未満 420円
- 3万円以上 630円
[編集] 新生銀行
窓口扱い(平日9:00~15:00のみ)
- 金額に関わらず 600円
ATM(平日9:00~15:00のみ、新生銀行のキャッシュカード利用時のみ利用可能)
- 金額に関わらず 400円
新生パワーコール・新生パワーダイレクトでの取扱は不可
[編集] 東北労働金庫
窓口扱いのみ
- 1万円未満 420円
- 1万円以上3万円未満 525円
- 3万円以上 735円