田中薫
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田中薫(たなか かおる 1898年6月11日-1982年9月20日)は昭和の地理学、経済地理学者。
東京に生まれる。大正元年に、東京高等師範学校附属中学校に入学し大関久五郎に学ぶ。東京帝国大学理学部を卒業後に欧州、米国に調査旅行に出る。
神戸大学経済学部教授、成城大学教授。神戸大時代の1957年に日本初のパタゴニア探検を行う。
父は地理学者の田中阿歌麿、祖父は政治家の田中不二麿。妻は服飾デザイナーの田中千代。妻と共に収集した民族衣装(田中夫妻は「民俗衣装」と称した。)は現在国立民族学博物館のコレクションとなっている。
[編集] 著書
「大氷河を行く-南米チリ・パタゴニア探検」 毎日新聞社(1958年)