生茶
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生茶(なまちゃ)は、キリンビバレッジが発売している緑茶飲料である。
旨味成分テアニンなどを豊富に含む「生茶葉抽出物」を使用した緑茶として、2000年に発売された。商品名もそれに由来する。製法は、緑茶本来の旨味を引き出すために、茶葉は国産の玉露、かぶせ茶、深蒸し茶のみを使用、59度という低温で抽出し、粗ろ過である。このため、パッケージには「よく振ってお飲みください」と表示されている。中国の上海でも発売されているが、中国の緑茶飲料は加糖のものが主流であるため、無糖のほか低糖のものも発売されている。
2003年の「口どけ生茶」のCM中で松嶋菜々子が手にはめていたパンダの人形が人気となり、生茶のマスコットとして生茶パンダという名前が与えられ、CMに登場したり、ストラップなど様々なおまけグッズのキャンペーンが行われるようになった。現在ではキリンビバレッジが運営するショッピングサイトにおいてグッズの販売なども行われている。
2005年には、2Lの生茶のペットボトルを、潰しやすい「ペコロジーボトル」に変えた。これは重さが従来の2/3であり、材料の節約にもなる。
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[編集] 歴史
- 2000年3月 生茶が発売。
- 2001年10月 ホット専用が発売。
- 2002年2月 中国・上海で無糖、低糖の生茶が発売。
- 2003年3月 口どけ生茶が発売。このCMで生茶パンダが初登場。
- 2005年3月 2Lの生茶を、ペコロジーボトルに変えて新発売。
- 2006年6月 直営サイト限定で「生茶 玉露100%」(ぱんだっ茶)が発売。
[編集] 商品
[編集] 現在日本で発売されている商品
- 生茶(2000年3月発売)
- 濃い生茶(2006年6月発売)
- 玉露とかぶせ茶を使用した「濃くて甘い」生茶。
- 生茶 蔵出し封切り(2006年10月発売)
- 春に摘んだ100%一番茶を、夏の間15度という常温で熟成。
- ホット生茶 茶葉1.5倍(2006年10月発売)
- 通常の生茶の1.5倍の茶葉を使用。
[編集] 過去の商品
- 口どけ生茶(2003年3月発売)
- 氷らせ生茶(2003年7月発売)
- ねかせ生茶(2004年3月発売)
- もろこし生茶(2004年4月発売)
- 生茶 夏の茶会(2004年6月発売)
- 薫る生茶(2004年9月発売)
- 生茶 八女玉露入り(2005年9月発売)
- 生茶 嬉野玉緑茶100%(2006年2月発売)
- 生茶 八十八夜限り(2006年6月発売)
[編集] 原材料名
以下は、「生茶」「濃い生茶」「生茶 蔵出し封切り」「ホット生茶 茶葉1.5倍」共通である。
[編集] CM
[編集] 外部リンク
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