生産手段
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生産手段(せいさんしゅだん、means of production、独 Produktionsmittel)とは、労働と結合して生産物を生み出すために使われる物的要素を指す。生産手段は、機械、道具などの労働手段と、原材料などの労働対象に分けられる。人間の生産する生産手段を生産財という。
資本主義経済では、資本家が生産手段を所有し、生産を決定する。これに対し、社会主義経済では生産手段は社会的所有の下に置かれ、労働者が生産決定に関与できる、とするのが正統派マルクス経済学の立場であった。
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