玉祖神社 (八尾市)
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玉祖神社(たまおやじんじゃ)は、大阪府八尾市神立にある神社。 八尾市東部・高安地区の氏神である。高安大明神ともいう。旧社格は郷社。
[編集] 歴史・概要
- 710年(和銅3年)、周防国の玉祖神社から分霊を勧請したもので、その際、住吉津から上陸し、恩智神社に泊まった後、現在地に祀られたとされている。天明玉命(櫛明玉命)を祭神とする。
- 現在の社殿は、1725年(享保10年)の再建とされている。
- 本神社のすぐ北側を大阪市の玉造を起点とする十三街道が通り、かつては交通の要所となっていた。
- 参道の石段の脇に大きなクスノキが生えている。1949年(昭和24年)に大阪府の天然記念物に指定されている。
- 2006年5月現在、神社すぐ横で農道の拡張工事が行われている。
- 天明玉命[櫛明玉命・くしあかるたま]を祭神として奉られ、毎年7月中頃には各地区から布団太鼓が出て祭礼が行われている。
[編集] 参考文献
- 八尾の史跡 (八尾市刊行物番号H10-103)