狂骨の夢
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狂骨の夢(きょうこつのゆめ)は日本の小説家・推理作家である京極夏彦の長編推理小説・妖怪小説。京極堂シリーズ第三弾である。
目次 |
[編集] 出版経緯
- 1995年(平成7年)5月 講談社ノベルス『狂骨の夢』刊行。
- 2000年(平成12年)9月 『文庫版 狂骨の夢』が講談社文庫より刊行。
- 2005年(平成17年)8月 『分冊文庫版 狂骨の夢』が講談社文庫より刊行。
- 2006年(平成18年)10月 『愛蔵版 狂骨の夢』が講談社文庫より刊行。
- 書籍情報
- 狂骨の夢 1995年 ISBN 4-06-181844-9
- 文庫版 狂骨の夢 2000年 ISBN 4-06-264961-6
- 分冊文庫版 狂骨の夢 上 2005年 ISBN 4-06-275156-9
- 分冊文庫版 狂骨の夢 中 2005年 ISBN 4-06-275157-7
- 分冊文庫版 狂骨の夢 下 2005年 ISBN 4-06-275158-5
- 愛蔵版 狂骨の夢 2006年 ISBN 4-06-213627-9
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
- 関口巽はある日、前回の事件の渦中で死亡した久保竣公の葬式の席で大物小説家、宇多川崇からとある相談を受ける。それは、記憶喪失の妻の、海鳴りと甦ってくる記憶と殺した夫への恐怖に関するものだった。一方その妻、宇多川朱美は自分が記憶を失う以前に、前の夫を、首を切って殺してしまったのではないかという疑団にさいなまれていた。
- 一方、宇多川夫妻が住む逗子で、関口たちの古くからの友人、伊佐間一成は、海岸で朱美と名乗る女性と出会う。折からの冷え込みで体調を崩していた伊佐間は、朱美にいざなわれるまま彼女の家へとあがりこむ。酒に酔うまま、朱美は過去に同じ店で奉公していた女性を、殺してしまったと告白する。
- 同じく、逗子にあるキリスト教会の居候、降旗弘と牧師の白丘亮一は、ある日訪れた宇多川朱美という女性から懺悔を聞く。彼女は、以前首を切って殺した夫が、首をつなげて甦り、自分に会いにくるという。そしてその度に、絞め殺し、首を切っていると言うのである。
[編集] 登場人物
主な登場人物は京極堂シリーズを参照。
[編集] 金色髑髏事件関係者
- 伊佐間 一成(いさまかずなり)
- 宇多川 朱美(うだがわあけみ)
- 宇多川 崇(うだがわたかし)
- 宗像 民江(むなかたたみえ)
[編集] 警察
- 石井 寛爾(いしいかんじ)
[編集] 教会
- 白丘 亮一(しらおかりょういち)
- 降旗 弘(ふるはたひろむ)