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源信明(みなもとのさねあきら、延喜10年(910年) - 天禄元年(970年))は、平安時代中期の歌人。父は三十六歌仙の一人源公忠。信明も父と同じく三十六歌仙の一人に選ばれている。
受領(ずりょう=実際に現地に赴任した国司)を歴任し、従四位下に至った。屏風歌で活躍し、宇多上皇が崩御したときの哀傷歌などが残されている。女流歌人である中務とはかなり親密な関係にあったという。
「後撰和歌集」以下の勅撰和歌集に入集。家集に「信明集」がある。