油川信恵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
油川 信恵(あぶらかわ のぶしげ、生年不詳 - 永正5年10月4日(1508年10月27日))は甲斐の守護大名武田氏当主武田信昌の子で武田信縄の弟。母は郡内地方の領主小山田氏の女で小山田信隆は従兄弟。油川姓を名乗った。油川信貞、油川信守の父。勝山城城主。
父にかわいがられ兄・信縄と争うが、1505年に、父の病没により兄と和解。 1507年、その兄が病没すると同母弟の岩手縄美や小山田信隆と共に再び反抗するが、1508年、信縄の子武田信直(信虎)に居城を襲撃され、子の信貞や弟の縄美らと共に戦死。以後、この信虎によって武田氏は戦国大名化していくことになる。