河川敷
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河川敷(かせんしき)とは、治水工事が施された河川の中で、普段水が流れていない平坦な土地(高水域)をいう。「かせんじき」と読まれることがしばしばあるが、正式には「かせんしき」である。
[編集] 河川敷の利用
土地利用するに当たっては河川管理者(国もしくは地方自治体)の許可が必要となる。主に、公共的な用としてスポーツ施設や運動場、公園として利用されることが多い。私有化されている土地もあり、一部では農業も行われるが、長年の既得権として許可が与えられているものがほとんどであり、出水時に冠水し被害を被っても補償の対象とはならない。
[編集] 占拠
- しばしばホームレスが簡易な居住施設を造るが、占拠を黙認すると居住権が発生すること、出水時に人的被害を出る恐れがあることから、梅雨前に強制的な排除が行われる。
- 近隣の住民が造る無許可の家庭菜園が、しばしば本格的な耕作地化することもある。