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武者小路実陰(むしゃのこうじさねかげ、寛文元年11月1日(1661年12月22日) - 元文3年9月30日(1738年11月11日))は、江戸時代前期から中期にかけての公卿、歌人。実父は正親町三条家庶流の院参の公家、西郊実信で、堂上の武者小路公種の養子となる。
霊元上皇から古今伝授を受け、清水谷実業らとともに霊元院歌壇における代表的な歌人であった。弟子に似雲がいる。武者小路家の家格は、大納言が極官の羽林家であったが、1738年(元文3年)従一位に叙され、准大臣に任じられている。
歌論書に「初学考鑑」、家集に「芳云集」がある。