武田五一
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武田 五一（たけだ ごいち、明治5年11月15日 - 1938年(昭和13年)2月5日）は、福山藩（現・広島県福山市）生まれ。関西を中心に活躍した日本の建築家である。京都帝国大学（京都大学）に工学部建築学科を創立し多くの後進を育成した。よくアール・ヌーボーを日本に紹介した建築家、とも言われる。フランク・ロイド・ライトとも親交があり、国会議事堂建設をはじめ多くのプロジェクトに関与している。法隆寺などの古建築修復にも関わりが深い。
[編集] 経歴
- 1872年（明治5年）福山藩士の家に出生
- 1897年（明治30年）東京帝国大学工科大学卒業
- 1900年（明治33年）東大助教授
- 1901年（明治34年）図案研究のためヨーロッパ留学（1903年まで）
- 1903年（明治36年）帰国、京都高等工芸学校（現京都工芸繊維大学）教授
- 1908年（明治41年）大蔵省臨時建築部技師を兼任。議院建築のため欧米視察
- 1916年（大正5年）法隆寺壁画保存会委員
- 1918年（大正7年）名古屋高等工業学校長
- 1920年（大正9年）京都帝国大学建築学科教授（1932年まで）
- 1938年（昭和13年）逝去
[編集] 主な作品
- 京都府立図書館（1909年、京都市）
- 同志社女子大学ジェームス館（1913年、京都市）
- 求道会館（1915年、東京都文京区本郷 東京都指定有形文化財）
- 瀧安寺鳳凰閣（1917年、京都市）
- 日本勧業銀行 妻木頼黄と共同
- 芝川邸（博物館明治村に移築中、2008年竣工予定）
- 山口県庁舎（1916年） 妻木頼黄、大熊喜邦と共同
- 東本願寺内侍所
- 旧仙洞御料庄屋屋敷「西尾邸」 離れ （吹田市）
- 京都大学建築学教室本館（1922年、京都市）
- 聖トマス学院（1923年、京都市）
- 春陽堂本社屋（1924年、京都市）
- 京都市役所（東半分1927年、西半分1931年）中野進一と共同
- 藤井斉成会有鄰館（1926年、京都市）
- 島津製作所河原町別館（1927年、京都市）
- 1928ビル（旧毎日新聞社京都支局）（1928年、京都市）
- 京都大学人文科学研究所東洋学文献センター（旧東方文化学院京都研究所）（1930年、京都市）
- 同志社女子大学栄光館（1932年、京都市）
- 関西電力京都支店（1937年、京都市）
