機能主義
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機能主義(きのうしゅぎ)とは、
- 社会学、文化人類学に於ける方法論的な立場の一つ。タルコット・パーソンズやロバート・キング・マートンに代表。機能主義 (社会学)、構造機能主義を参照。
- 同様の概念は以下の分野にもある。
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- 言語学
- 心の哲学における機能主義については、 機能主義 (心の哲学)を参照のこと。
- 建築学
- 心理学
第二次世界大戦前から存在するリベラリズムの中では古典的な考え方で、国際機構による機能的な協力を通じて平和の実現を図ろうとするものである。著名な学者としてはデイヴィット・ミトラニーがおり、彼のこの提言は後の国連専門機関発足につながっている。
[編集] 政治学での考え方
機能主義の基本的な立場としては、「国益に絡む政治的なこと(論争的なこと=特に軍事・外交)と非政治的なこと(非論争的なこと=技術的・経済的なこと)の区別は可能」と考え、政治的な領域での協力ができなくても、非政治的な領域における関係を育成・発展させていくことで国家間の協力を制度化していき、国際平和の基礎を確立していくものである。 また、国家主権を制約して超国家的組織の創造は非現実的であるとする立場をとる。19世紀後半に国際電信連合や一般郵便連合といった技術的な国際機関が設置されたことが、この理論の発展を促したといえる。ただし、機能主義は、日米や米欧の経済摩擦の政治問題化に見られたような政治と非政治との二文法が通用しなくなったことにより、次の新機能主義においてエルンスト・ハースにより批判的に継承された。