機密 (キリスト教)
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キリスト教、日本の正教会での「ミュステリオン」(μυστηριον)の訳語。「謎」と同時に「謎の解き明かし」の意味も持つ語。神による見えざる神秘的な恵みを、見えるものを通して自身の心体に享ける奉神礼。信徒として生きることそのものに機密的あり方を見出し、人生全体を神との交わりのうちに走りきることが一番大事な機密的なことである。通常は以下の七つの機密を指す。
[編集] 七件機密(七つの機密)
啓蒙者(洗礼志願の未信徒)がまとめて享けるもの
信徒が受けるもの
- 聖体機密
- 痛悔機密
- 婚配機密
- 聖傅機密
- 神品機密
[編集] 関連資料
- A.シュメーマン/松島雄一神父訳「世のいのちのために」
- 全国宣教委員会編「正教会の手引」