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樹氷(じゅひょう)は、霧氷の一種。冬山などで、過冷却水滴からなる濃霧が強風によって樹木などの地物に衝突し、その衝撃で凍結・付着した氷層。一般的には、氷層を付着させた樹木そのものを指して樹氷と呼ぶこともある。気温-5℃以下の環境で生じ、風上側へ向かって羽毛状に成長する。気泡を多く含むため不透明で、白色を呈する。
日本では蔵王山の樹氷林が有名で、樹木が完全に樹氷や雪によって覆われたものは「モンスター」と呼ばれ、観光資源にもなっている。他に伊吹山や富士山のものがよく知られる。
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