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樊建(はんけん、225年? - ?)は、三国時代の蜀の武将。字は長元。
荊州義陽郡義陽県の人。三国志演義では諸葛亮に従って文官として北伐に参加しているが、生年が225年頃であるため、それは演義の創作だと思われる。諸葛亮の死後、尚書令として劉禅に仕え、251年には校尉となり、呉への使者として赴いている。このとき、諸葛恪からその才能を高く評価されている。劉禅が魏に降伏して洛陽に移送されたとき、列侯に封じられた。
蜀の国政を黄皓が専横していたとき、黄皓に交わろうとせず、賄賂も受け取らない清廉な人物だったと言われている。