楠賞全日本アラブ優駿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

楠賞全日本アラブ優駿（くすのきしょうぜんにほんあらぶゆうしゅん）は、アングロアラブの全国3歳チャンピオン決定戦として、園田競馬場のダート2400メートルで行われてきた競馬の競走である。

第1回は1961年とされるが、名称や距離などは度々変更された。

楠賞全日本アラブ優駿という名称になったのは1967年から、また全国交流になったのは1973年からである。この年より距離は2300メートルで行われてきたが、1999年より馬場改修で2400メートルに変更。事実上アングロアラブ系の競走馬の日本ダービー的色合いが強かった。

アングロアラブの競走の規模縮小に伴い、2003年は全日本の冠を外して、楠賞兵庫アラブ優駿として施行された。2004年はサラブレッド系競走（兵庫県競馬でデビューした古馬限定重賞）に転換され楠賞として開催され、アングロアラブの全国規模の3歳根幹競走としての役割を終えた。（楠賞の競走回次はアラブ優駿の時代を加えた回数でカウントされ、2005年度は第44回となる）

[編集] 歴史

• 第12回(1973年)ワールドタカシ(大井)
• 第13回(1974年)グリンファスト(川崎)
• 第14回(1975年)ホクトライデン(船橋)
• 第15回(1976年)メイクマイウエー(浦和)
• 第16回(1977年)ヒダカセイユウ(福山)
• 第17回(1978年)トキノナノリ
• 第18回(1979年)ヤングラツキー
• 第19回(1980年)トライバルセンプー(川崎)
• 第20回(1981年)コマツタイム
• 第21回(1982年)ダイヤロツク
• 第22回(1983年)ハギノニユーグリン
• 第23回(1984年)ニューサラトガ
• 第24回(1985年)イソナンブ(川崎)
• 第25回(1986年)ローゼンホーマ(福山)
• 第26回(1987年)ダンデイダイドウ
• 第27回(1988年)オタルホーマー(大井)
• 第28回(1989年)アサリュウセンプー(福山)
• 第29回(1990年)ムサシボウホマレ(福山)
• 第30回(1991年)ハギノメジャー
• 第31回(1992年)イナズマガッサン(名古屋)
• 第32回(1993年)ダイメイゴッツ(荒尾)
• 第33回(1994年)コノミテイオー
• 第34回(1995年)キタサンオーカン
• 第35回(1996年)ケイエスヨシゼン
• 第36回(1997年)ヤングメドウ
• 第37回(1998年)タッカースカレー
• 第38回(1999年5月26日)ホマレスターライツ(宇都宮)
• 第39回(2000年5月17日)コウザンハヤヒデ(荒尾)
• 第40回(2001年6月6日)ガバナマイウェー
• 第41回(2002年6月5日)チョウヨームサシ(金沢)
• 第42回(2003年6月19日)サンクリント

第37回までは2300メートル。

第38回からは2400メートル

第42回は「楠賞兵庫アラブ優駿」として施行。

[編集] 第42回楠賞兵庫アラブ優駿

2003年6月19日施行 園田競馬場 ダート2400メートル アラ系3歳
総賞金 : 8,000,000円(優勝賞金 5,000,000円)
負担重量 : 55キロ、牝馬2キロ減