楠美恩三郎

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楠美恩三郎(くすみ おんざぶろう, 1868年(明治元年)3月25日 - 1927年(昭和2年)10月8日)は、日本の作曲家、教育者。青森県弘前市出身。

弘前藩士、楠美晩翠の三男として生まれる。1889年(明治22年)、東京音楽学校師範部を卒業。1902年(明治35年)、東京音楽学校助教授、1910年(明治43年)～1917年(大正6年)まで同教授として活躍し、日本の音楽教育に貢献した。

また、島崎赤太郎、岡野貞一、南能衛、上真行、小山作之助らとともに、文部省編尋常小学唱歌の作曲委員の一人として参加し、『尋常小学読本唱歌』の編纂にもたずさわった。

数多くの校歌の作曲を手がけた事でも有名。

目次 1 代表的な作品 1.1 童謡・唱歌 1.2 校歌・自治歌 2 代表的な著作 3 関連事項

[編集] 代表的な作品

[編集] 童謡・唱歌

• 『お星様』 (作詞:石原和三郎、作曲:楠美恩三郎)
• 『木の実拾い』 (作詞:旗野十一郎、作曲:楠美恩三郎)
• 『手毬と紙鳶』 (作詞:吉丸一昌、作曲:楠美恩三郎)
• 『同窓会』 (作詞:加藤里路、作曲:楠美恩三郎)
• 『朝日の御旗』 (作詞:中村秋香、作曲:楠美恩三郎)
• 『春のゆくころ』(作詞:不詳、作曲:楠美恩三郎)
• 『暑さは日々に』 (作詞・作曲:楠美恩三郎)
• 『夏の休み』 (作詞・作曲:楠美恩三郎)

[編集] 校歌・自治歌

• 旧制第二高等学校(現東北大学)校歌 『天は東北山高く』(作詞:土井晩翠、作曲:楠美恩三郎)
• 旧制第八高等学校(現名古屋大学)校歌 『銀扇空にひるがえる』(作詞:平林治徳、作曲:楠美恩三郎)
• 群馬県立太田高等学校校歌 (作詞:土井晩翠、作曲:楠美恩三郎)
• 埼玉県立不動岡高等学校校歌 (作詞:河野省三、作曲:楠美恩三郎)
• 埼玉県女子師範学校・浦和高等女学校校歌(現埼玉県立浦和第一女子高等学校)校歌 (作曲:橋本光秋、作曲:楠美恩三郎)
• 岐阜県立斐太高等学校校歌 (作詞:今村勝一、作曲:楠美恩三郎)
• 新潟県立村上高等学校校歌 (作詞:藤原紫朗、作曲:楠美恩三郎)
• 京都府立第三中学校及福知山中学校校歌 (作詞:荒木良雄、作曲:楠美恩三郎)
• 弘前市立朝陽小学校校歌 (作詞:田名部彦一、作曲:楠美恩三郎)
• 青森市立浦町小学校校歌 (作詞:芦田恵之郎、作曲:楠美恩三郎)

[編集] 代表的な著作

• 『デュエットトリオ唱歌集』(1907年)
• 『オルガン軌範』
• 『尋常小学読本唱歌』(1910年)

[編集] 関連事項