森下直人
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森下 直人(もりしたなおと、1960年6月10日 - 2003年1月9日)は、前・株式会社ドリームステージエンターテインメント(以後DSE)代表取締役社長。愛知県名古屋市出身。
東海大学卒業後、家電量販店エイデンに入社。店頭販売で抜群の実績を上げ、34歳の若さで広告宣伝部門を子会社化したハドックの代表取締役に就任。パーフェクTV!の設立に関わったことがPRIDEとの接点になる。KRS時代のPRIDEでは、興行側とテレビ局の間に調整役をこなし、KRS解散後はDSEの社長としてその手腕を振るうことが期待された。1999年1月にDSEを設立した後は、PRIDEも徐々に軌道に乗り始め、ますます発展していく矢先の2003年1月9日未明、投宿していたホテルの浴室内で首をつって死亡しているのが発見された。警視庁は検死の結果、事件性がなく自殺と判断。1月16日に、東京都港区の青山葬儀所で社葬が行われた。2000年に再婚した妻と2歳の長女を遺している。
学生時代にボクシングを齧っていたが、格闘技自体には愛着がないことを公言し、日本発の世界に通用するコンテンツとして可能性があるからやっているだけ、と常にビジネスライクに語っていた。しかし死去一日前の際に行われた記者会見では、これからのPRIDEの展望を、長時間に渡って熱弁していた。その為DSE関係者は「あれだけこれからの情熱に燃えていた人がなぜ急に自殺を?」と首を傾げていた。
また、業界屈指の好人物として知られ、人柄を慕う関係者も多かった。
[編集] 著書
- インタビュー『これが勝ち組!12人の成功プロセスだ』(ISBN 482830018)
- アントニオ猪木との対談『非常識』(ISBN 44309265642)がある。