桐生第一高等学校
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桐生第一高等学校(きりゅうだいいちこうとうがっこう)は群馬県桐生市にある私立の高等学校である。最寄り駅は上毛電鉄の西桐生駅、JR東日本両毛線・わたらせ渓谷鉄道わたらせ渓谷線の桐生駅。
系列校としては、同校に隣接している桐生短期大学附属幼稚園やみどり市にある桐生短期大学が上げられる。
通称は桐一(きりいち)。市内では一高(いちこう)と呼ばれることも多い。県外の人たちからは、同市の県立校である桐生高等学校と間違われることが少なくない。
その起源は古く、明治34年に桐生裁縫専門女学館にさかのぼる。昭和21年に、桐ヶ丘学園と名称を変更し、平成元年に現在の名称である桐生第一高等学校となる。現在は、進学系・スポーツ系・保育心理系・情報ビジネス系・デザイン美術系・福祉教養系、生活教養系、そして高校としては珍しい調理科からなる。
調理科は2005年全国高校生対抗ごはんCupに東京都立瑞穂農芸高校とユニットを組み出場。最優秀ユニット賞を獲得するなど、様々なコンテストで入賞を果たすなど、顕著な活躍を見せている。
進学系では、近年、早稲田大学・明治大学・青山学院大学といった名門私立大学合格者や群馬大学、高崎経済大学など地方国立大学の合格者輩出し始め、年々その実績を伸ばしている。
生徒の多くが前橋市・太田市・伊勢崎市・栃木県・埼玉県などの他市から通学している。生徒数は約2000人。
硬式野球部の創設は平成に入ってから。平成3年には甲子園初出場を果たし、以降群馬県高校野球界をリードする存在となった。 1999年に全国高等学校野球選手権大会で岡山県代表の岡山理科大学附属高等学校を破り、全国優勝を果たしたことでも知られている。
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[編集] 球都を甦らせた硬式野球部
桐生市は古くから高校野球の盛んな土地であり、昭和初期から50年代には桐生の高校の実績は県内断トツであるといえる。1999年には正田樹を擁して、桐生高等学校では果たせなかった桐生市民の悲願である甲子園優勝を果たした。その時の市民の熱狂は言うまでもないだろう。2003年夏にも甲子園ベスト4まで勝ち進んでいる。夏の実績が顕著であることから、「夏将軍」の異名を誇る。
[編集] 主な出身者
- 小林正人(プロ野球・中日ドラゴンズ投手)
- 正田樹(プロ野球・北海道日本ハムファイターズ投手)
- 一場靖弘(プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルス投手)
- 大廣翔治(プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルス内野手)
- 篠原涼子(女優、歌手) - 中退
- 滝沢乃南(グラビアアイドル)