松山圏
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松山圏(まつやまけん)は、愛媛県が定めた6つの圏域区分の一つで、松山市を中心とし、愛媛県の政治経済の中心の地域である。愛媛大学、松山大学など愛媛県内の大半の大学・短期大学がこの圏域にあり、高等教育機関の集積の面でも中心といえる。愛媛県の中部を示す「中予地方」と同じ地理的範囲である。
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[編集] 規模
- 松山市、東温市、伊予市、久万高原町、松前町、砥部町がこの圏域である。
- 人口は約65万人で県内6圏域の中で最も人口が多く、愛媛県の人口の半分近くをこの圏域で占めている。そのうち人口50万人の松山市が圧倒的な存在感を示しており、県内での一極集中が進みつつある。
[編集] 産業
[編集] 製造業
- 松山市、東温市、伊予市、松前町で製造業が盛んである。
- 繊維(松山市・松前町)、機械(松山市・東温市)、石油化学(松山市)、食品(伊予市、松前町)の工業が主に行われているほか、砥部焼、竹細工等の伝統工芸も存在する。
[編集] 小売業
- 松山市に多数の小売店が集まっていて、大型店ではマルナカ、マルヨシセンター、ジャスコ、フジグラン、ジョー・プラ(ダイエー南松山店跡)、三越、いよてつ髙島屋が立地する。
- 松山市のJT工場跡にイズミが大型ショッピングセンターのゆめタウンの建設を予定しているが商店街が反対している。
- 松前町に現在、フジグランが進出する計画があるが土地取得に時間がかかり2006年の開店が延期になっている。
[編集] 観光業
[編集] 情報通信業
- 松山市ではコールセンターの誘致が盛んに行われ現在までに数社の企業のコールセンターの誘致に成功している。
[編集] 本社を置く主要企業
- 三浦工業(ボイラーの製造)
- 井関農機(農業機械の製造)
- パナソニック四国エレクトロニクス(松下電器産業子会社、電気製品の製造、旧・松下寿電子工業)
- 日東ライフテック(日東電工子会社、無溶剤粘着テープの製造)
- コスモ松山石油(コスモ石油子会社、石油化学製品の製造)
- 一六本舗(菓子製造)
- 母恵夢(菓子製造)
- えひめ飲料(果汁飲料製造)
- 四国乳業(牛乳製造)
- 伊予鉄道(鉄道・バス業)
- 中島汽船(フェリー運輸)
- 石崎汽船(フェリー運輸)
- 伊予銀行(地方銀行)
- 愛媛銀行(第二地銀)
- 愛媛信用金庫(信用金庫)
- 三津浜信用金庫(信用金庫)
- NISグループ(旧・ニッシン、金融)
- 二浪証券(証券会社)
- ダイキ(ホームセンター)
- レディ薬局(ドラッグストアー)
- いよてつ高島屋(伊予鉄道子会社、百貨店)
- サークルケイ四国(サークルケイサンクス子会社、コンビニ)
- セブンスター(スーパーマーケット)
- パワーアップ(飲食店)
- アスティス(医療品卸売)
- 明屋書店(書店)
- フジ(スーパーマーケット)
- ジョー・コーポレーション(不動産)
- 西広(広告作成)
- サニクリーン四国(サニクリーン子会社)
- セキ(出版・印刷)
- フジケンエンジニアリング(プラントエンジニアリング)
- 四国TCM(TCM子会社)
- ヤマキ(水産加工品の製造)
- ヤマニ(水産加工品の製造)
- マルトモ(水産加工品の製造)
- 四国ガス(ガス会社、2本社体制であり本店や本社は今治市に置く)
- サンタ
- 愛媛電算(情報、愛媛新聞社系)
- 四国名鉄運輸(運送)
- 四国西濃運輸(運送)