東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~(とうきょうたわー おかんとぼくと ときどき おとん、Tokyo Tower: Mom and I and sometimes Dad ISBN 4594049664)は、リリー・フランキーの長編小説、またそれを原作としたテレビドラマ、映画。
目次 |
[編集] 作品概要
- リリー・フランキーが、母親との半生を綴ったもので、2005年6月28日に発売。初版は3万部だった。2006年1月には100万部を突破。2006年10月31日には200万部(扶桑社発表)を越す大ベストセラーとなった。
- この本の発売以前から既にサブカルチャーの分野では知られていたリリーの名前は、この本の大ヒットで一般にも有名になった。
- 扶桑社のen-taxiに連載されていた。連載開始時(創刊号)は「連載長編エッセイ」とされていたが、第3号から単に「連載長編」と表記されるようになった。
- 2006年本屋大賞受賞。
- 故・久世光彦氏をして、「泣いてしまった…。これは、ひらかなで書かれた聖書である」とまで言わしめた作品。
- 流通の過程でこの本を大切に扱ってほしいという思いから、著者のリリー・フランキーの提案で『汚れやすい白い表紙と壊れやすい金の縁取り』の本となった。
[編集] テレビドラマ(単発、2006年版)
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[編集] 放送までの経緯
ベストセラーとなったこの作品のドラマ化を求め、リリー・フランキーのもとには多数のオファーが寄せられた。
だがリリーは、自らの手で演出したいと切望したドラマ界の重鎮・久世光彦にドラマ化を委ねることにした。久世の情熱に打たれたのと同時に、リリーが久世ドラマのファンであったことがその理由である。
こうしてテレビドラマ版は久世が経営する制作会社・カノックスが手がけることになり、放送局はフジテレビに決定した。
演出にあたって久世は、東京キー局では主役経験の少ない大泉洋を抜擢。その一方で久世作品には欠かせない名女優・田中裕子を母親役に据え、ほかにも「久世組」の加藤治子や小林薫・樹木希林らに声を掛けるなど着実に準備を進めていた。
しかし脚本も完成しクランクイン直前となった2006年3月、久世は急逝した。
一時は制作中止も検討されたが、久世は生前プロデューサーらに対して、もし自分に何かあっても必ずドラマを作ってくれと言い残していた。そこで残されたスタッフは、演出にフジテレビの西谷弘を新たに起用することで制作を続行することにした。
「最後の久世作品」という特別な意味合いを持つなかで撮影は進み、2006年7月29日にフジテレビ系列「土曜プレミアム」枠で放送することも決定していた。
だが、放送直前の2006年7月、杉本春男役だった元極楽とんぼ・山本圭一が不祥事を起こし、同日の放送が中止となった(通常は映画枠のため、「オーシャンズ11」に差し替え)。また、杉本春男は重要な役のため、そのシーンだけカットすることができなかった。
「このままお蔵入りか」とも噂されるなか、フジテレビの村上光一社長は7月24日の定例会見で、「(中止は)絶対に無く、今秋をメドに結論を出す」と撮り直しの可能性も示唆した。
そして、杉本春男役を塚地武雅(ドランクドラゴン)に差し替え、杉本が出演するシーンを撮り直して再編集することになった。
こうした紆余曲折を経て、ようやく同年11月18日に土曜プレミアム枠で芸術祭参加作品として放送された。
関東地区の平均視聴率は15.4%だったが、北海道地区(北海道文化放送)では平均27.9%(いずれもビデオリサーチ調べ)を高視聴率を記録。
[編集] キャスト
- 中川栄子 - 田中裕子
- "ボク"の母親。オカン。旧姓・藤本。
- 中川雅也(リリー・フランキー) - 大泉洋
- 少年時代の中川雅也 - 神木隆之介
- "ボク"
- 成田真沙美 - 広末涼子
- 藤本法子(オカンの妹) - 大塚寧々
- 梶村信枝(オカンの姉) - 松金よね子
- 中川弘治 - 蟹江敬三
- "ボク"の父親、オトン。
- 藤本 種(オカンの母) - 加藤治子
- 方南町の大家 … 樹木希林
- 奥寺 - 小林薫
- 輪島 - 竹中直人
- 榎本 - 佐藤隆太
- 前野範人 - 岡田義徳
- 少年時代の前野範人 - 米谷真一
- 杉本春男 - 塚地武雅(ドランクドラゴン)
- 当初は、元・極楽とんぼの山本圭一が配役、収録が行われたが、上述の通り降板。撮り直しが行われた。
- 少年時代の杉本春男 - 細山貴嶺
- バカボン。雅也の幼馴染。
- 多田羅正行 - 蛭子能収
- 役名不明(エキストラ出演) - 久本雅美
[編集] スタッフ
- 原作:リリー・フランキー(扶桑社刊)
- 脚本:土田英生
- 企画:久世光彦(カノックス)、和田行・小松純也(フジテレビ)
- プロデューサー:三浦寛二・三輪源一(カノックス)
- 演出:西谷弘(フジテレビ)
- 制作:フジテレビ、カノックス
[編集] テレビドラマ(連続、2007年版)
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- この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。2007年1月8日から、毎週月曜日の21:00~21:54(JST)のフジテレビ系列月9枠で放送される予定の連続ドラマで、撮影中。冬から放映される月9ドラマとしては久しぶりに、ジャニーズ系のタレントをメインに据えない作品でもある。
- キャスト
- ボク・中山雅也 - 速水もこみち
- ボクの彼女・佐々木まなみ - 香椎由宇
- 鳴沢一 - 平岡祐太
- レオ・リー - チェン・ボーリン
- 藤本ハル - 赤木春恵
- 藤本香苗 - 浅田美代子
- オトン・中山兆治 - 泉谷しげる
- オカン・中山栄子 - 倍賞美津子
- 柄本佑
- 木内晶子
- 主題歌
- スタッフ
- プロデューサー:中野利幸
[編集] 映画
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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ |
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監督 | 松岡錠司 |
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製作 | 孫家邦 |
脚本 | 松尾スズキ |
出演者 | オダギリジョー 樹木希林 内田也哉子 小林薫 松たか子 |
音楽 | 上田禎 |
公開 | 2007年4月14日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
(■テンプレート/■ノート) |
2007年4月14日に松竹配給で公開予定。オダギリジョー主演。
- 出演
- スタッフ
- ロケ地
- 栗原市鴬沢
[編集] 外部リンク
フジテレビ系 月曜9時 | ||
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次番組 |
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