李光洙
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李光洙 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 이광수 |
漢字: | 李光洙 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
イ・グァンス |
ラテン文字転写: | Lee Kwang-su |
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李光洙(イ・グァンス、1892年 - 1950年)は、朝鮮の文学者、思想家。「朝鮮近代文学の祖」とも言われる。民族主義的な立場から儒教思想と因習を批判する啓蒙主義的な小説の執筆活動をおこなった。「二・八独立宣言」の起草者でもあったが、1937年以降、転向し対日協力路線に転ずる。創氏改名の推奨に尽力し、自らも香山光郎と名乗った。また、のちに「親日文学」と呼ばれる、日本語による創作も行った。朝鮮解放後に収監され、釈放後も親日派の烙印が押され、作品の評価をうけることは少なかった。
[編集] 経歴
- 1892年 平安北道定州で生まれる
- 1902年 両親伝染病にて死亡
- 1905年 留学生として渡日
- 1910年 明治学院卒業 定州で五山学校教員 第1回の結婚
- 1915年 早稲田大学入学
- 1917年 朝鮮総督府機関誌毎日申報に『無情』を連載
- 1919年 上海に亡命 機関誌『独立新聞』編集
- 1921年 結婚(許英肅 허영숙)
- 1926年 東亜日報編集局長
- 1933年 朝鮮日報社『有情』を連載
- 1934年 長男急死
- 1937年 修養同友会事件で獄中生活
- 1939年 『世祖大王』出版
- 1940年 香山光郎と創氏改名
- 1946年 朝鮮に帰国、不起訴釈放 許英肅と離婚
- 1949年 反民族行為処罰法で収監
- 1950年 朝鮮戦争で拉北行方不明→死亡
[編集] 主な作品
- 「無情」 朝鮮近代文学選集(波田野節子 翻訳、平凡社) ISBN 4582302335
- 「金剛山の曙―朝鮮王朝世祖王」(青山社) ISBN 4915865045
- 「至誠、天を動かす―大韓民国独立運動の父 島山安昌浩の思想と生涯」(現代書林) ISBN 4876204918
- 「日本植民地文学精選集」 日本植民地文学精選集 027(著 香山光郎、(ゆまに書房) ISBN 4843303321