本町駅 (愛知県)
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本町駅(ほんまちえき)は、愛知県名古屋市中区に存在した名古屋鉄道(名鉄)瀬戸線の駅である。駅設備は名古屋城外堀の中で、本町橋の東側にあった。
相対式ホーム2面2線を有するだけの駅で、多くの列車が東隣の大津町駅で折り返していたことから日中は40分おきにしか電車が来ず、利用客は少なかった。
駅の西寄り(堀川駅方)では外堀を渡る道路橋である本町橋をくぐるが、建設当時本町橋の支間が狭くて複線分の幅員が確保できなかったので、複線の線路同士を重ねて単線の用地にはめ込む、単複線(ガントレット)と呼ばれる方式が採用されていた。ガントレットはヨーロッパなどでよく採用され、玉川電気鉄道の二子橋でも一時見られたが、その解消後は日本唯一のガントレットだった。
このような構造のためか、信号回路上では堀川駅~本町駅間は1つの閉塞区間とされ、複線でありながら1列車しか入ることが出来なかった。
なお、本町橋の支間は結局拡張されず、ガントレットは廃止時まで残った。
[編集] 歴史
[編集] 現況
鉄道施設はすべて撤去され、跡地は草木で覆われている。