最後の誘惑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

最後の誘惑 The Last Temptation of Christ
監督	マーティン・スコセッシ
製作総指揮	ハリー・ウフランド
製作	バーバラ・デ・フィーナ
脚本	ポール・シュレイダー
出演者	ウィレム・デフォー バーバラ・ハーシー ハーヴェイ・カイテル
音楽	ピーター・ガブリエル
撮影	ミヒャエル・バルハウス
編集	セルマ・スクーンメイカー
公開	1988年8月12日
上映時間	164分
製作国	アメリカ
言語	英語
制作費	$7,000,000
（■テンプレート/■ノート）

『最後の誘惑』（原題 The Last Temptation of Christ）は1988年のアメリカ映画。映画監督マーティン・スコセッシがイエス・キリストを悩める人間として描き、物議を醸した作品である。ニコス・カザンザキスの同名の小説 ^[1] にもとづく。

その表題は、十字架に架けられたキリストが、マグダラのマリアとの結婚から多くの子どもをもうけ、最期は普通の人間として死ぬという誘惑があったという解釈に由来する。幾つものキリスト教関連団体から抗議の声があがり、上映反対運動も巻き起こった。

なお、この映画はモロッコにて1987年9月17日から62日間にわたって撮影された。スコセッシは数年をかけて様々な聖書考古学文献を研究し、レンブラント、ボッシュなどの絵画を参考にしたと言われている。

目次 1 ストーリー 2 キャスト 3 注釈 4 関連項目

[編集] ストーリー

[編集] キャスト

• ウィレム・デフォー(イエス・キリスト)
• ハーヴェイ・カイテル(使徒ユダ)
• バーバラ・ハーシー(マグダラのマリア)
• ベルナ・ブルーム(聖母マリア)
• デビッド・ボウイ(ポンティウス・ピラトゥス総督)
• アンドレ・グレゴリー(洗礼者ヨハネ)
• ヴィクター・アルゴ(使徒ペテロ)
• ハリー・ディーン・スタントン(サウロ、後の使徒パウロ)
• マイケル・ビーン(使徒ヨハネ)

[編集] 注釈

1. ↑ Nikos Kazantzakis, The Last Temptation of Christ は1951年ギリシャ語で出版された。英語版は1960年、日本語版は1982年。
   ニコス・カザンザキス 『キリスト最後のこころみ』 児玉操(訳)、恒文社 (1982年) ISBN 4770404980

[編集] 関連項目

• キリストを描いた映画

マーティン・スコセッシ監督作品
ドアをノックするのは誰? | 明日に処刑を… | ミーン・ストリート | アリスの恋 | タクシードライバー | ニューヨーク・ニューヨーク | ラスト・ワルツ | レイジング・ブル | キング・オブ・コメディ | アフター・アワーズ | ハスラー2 | 最後の誘惑 | ニューヨーク・ストーリー | グッドフェローズ | ケープ・フィアー | キング・オブ・アド | エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事 | カジノ | クンドゥン | 救命士 | ギャング・オブ・ニューヨーク | アビエイター | ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム | ディパーテッド | Untitled Rolling Stones Documentary (邦題未定)