日産ディーゼル・R/RA

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日産ディーゼル・R/RA（にっさんディーゼル・R/RA）は、日産ディーゼル工業が製造・販売する大型路線・自家用バスである。1973年､日産ディーゼル・U/UAにモデルチェンジし､生産終了｡

目次 1 前史 2 シリーズの概要 3 バリエーション 4 車体 5 後継車

[編集] 前史

民生デイゼル工業のリアエンジンバスは、1950年発売のKD3型2サイクルディーゼルエンジン搭載のコンドルBR30/31/32型のちにBR311～350型及びKD2エンジン搭載コンドルジュニアBR20型からはじまった。 このときの車体は富士自動車工業製のフレームレスモノコック。 1955年にはエンジンを変更KD→UDすると同時に、RF/RN系コンドルとRS系イーグルを発売。また、フレームつきリアエンジンバスRX系を追加。さらに1959年よりエアサスペンション仕様のRFA/RXA系を加え、ラインナップの充実を図った。

[編集] シリーズの概要

民生デイゼル工業から日産ディーゼル工業へ商号を変更した1960年、従来のRF系フレームレスリヤエンジンバス（4気筒5リッター2サイクル UD4エンジン・165のちに175ps搭載）を、4R系と改称。1963年には高出力観光用の6RF系（6気筒7.4リッター2サイクル UD6エンジン・230のちに240ps搭載）を6R系に変更して発売した。

型式について、エアサスペンション仕様車は、Rの後にAが付き、4RA、6RAとなる。また、末尾の数字は全長と関連したものである。

その後の1966年には、新開発の5気筒6.2リッター2サイクル UD5エンジン・200のちに215psを搭載した5R(A)系を発売。V型8気筒9.9リッター2サイクル UDV8Nエンジン・340ps搭載の国鉄専用形式V8RA120も1969年に登場した。1970年には車種体系を見直すと共に、同社初の6気筒10リッター4サイクル　PD6エンジン・185psを搭載したPR(A)系を追加、発売した。なおフレーム付きリアエンジンバスのRX系は1970年まで並行生産された。

[編集] バリエーション

・発売年次

1960年　4R(A)92（ホイールベース 4.65m）、4R(A)93（WB 4.85m）、4R(A)103（WB 5.3ｍ）

1963年　6R(A)110（WB 5.5m）

1964年　4R110（WB 5.5m）

1965年　4R(A)82（WB 4.3m）、4R(A)94（WB 4.75m）、4R(A)104（WB 5.4m） 　　〈4R(A)92、93、103は廃止〉

1966年　5R(A)94（WB 4.75m）、5R(A)104（WB 5.4m）、5R(A)110（WB 5.5m）

1969年　V8RA120（WB 6.45m）

1970年　4R(A)82（WB 4.3m）、4R(A)95（WB 4.85ｍ）、4R(A)105（WB 5.25ｍ）、4R(A)106（WB 5.45m）、4R(A)111（WB 5.65m）

　　　　　 5R(A)95、5R(A)105、5R(A)106、5R(A)111

　　　　　 6R(A)107（WB 5.45m）、6R(A)111

　　　　　 PR(A)95、PR(A)105、PR(A)106、PR(A)111

1973年　生産終了

[編集] 車体

　標準車体　　富士重工業製

　東日本　　　北村製作所製

　西日本　　　西日本車体工業製

　ごく一部　　金産自動車工業製

[編集] 後継車

4R/PR系　→　U20系

5R系　→　U30系

6R系　→　RA系

V8RA120　→　RA60S