日産ディーゼル・RN/EN

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KK-RN252CSN　宮城交通（長町ループバス用）

KC-RN210CSN 　富士急静岡バス（富士市内循環バス「ひまわり」用）

KC-RN210CSN（特注マスク車）京王バス南

日産ディーゼル・RN（RN路線）/EN（スペースランナー7）は、日産ディーゼル工業がかつて生産していた7ｍミディバス(全長は小型バス並みの7ｍだが、全幅は2.3mと中型バス並みのため、当ページではこの表現を用いる)である。

[編集] RN路線

[編集] 概要

1996年 9月26日から発売されたRN路線は、JPを一括導入した京王帝都電鉄（現京王電鉄バス、以下京王バス）の要望を受けて開発した7mミディサイズのワンステップバスである。標準床路線バスでは既に三菱ふそう・MJ（現在は路線用はMJに代わりMEである）や日野・レインボーRH（現在はメルファ）、いすゞ・MR（ボディは北村製作所製）が存在したものの､ワンステップの低床構造で車椅子用スロープ板を装着できるという点では日本初の試みである。実は日産ディーゼルも路線バスのダウンサイジングの可能性を模索しており、全国的にコミュニティバスが走り始めていたが、その多くは日野・リエッセなどで車椅子での乗車は困難であり（一部にリフト付車両があるものの、車椅子専用のため高齢者や幼児の乗降が難しかった）、ちょうど京王バスから「JPやRMよりも小ぶりなワンステップバスを」と打診されたことで開発がスタートした。

[編集] シリーズの変遷

[編集] KC-RN210CSN

1996年 9月26日に発売。当初は富士重工業（伊勢崎事業所）製8E型のみであったが、1997年には西工製も加わる。第一陣は京王バス（8E標準マスク車及び京王特注マスク車）に納入され、西工製は西鉄が先駆けであった。搭載機関は、FE6E(195PS)と5速マニュアルを搭載している。なお、中扉は折戸のみとなっている。

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[編集] KK-RN252CSN

1999年、平成10年排出ガス規制開始に伴い、モデルチェンジ。KK-RN252CSNとなった。搭載機関は、FE6F(205PS)、変速機は5速マニュアルを搭載している。車体は、西日本車体工業製のみとなった。なお、現在のところこのモデルを最後にRNシリーズは新規生産を終了している。

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[編集] スペースランナー7

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[編集] 今後の動向

2006年7月13日、日産ディーゼル工業と三菱ふそうトラック・バスはバス事業における提携を行ない、相互に完成車及びエンジンのOEM供給を行なうことで合意した。それによると、日産ディーゼルからはノンステップ型の大型路線バスや中型バス、また大型バス用エンジンとしてMD92系エンジンなどを、三菱ふそうからは観光バスや中型車用エンジンとして6M60系エンジン、またそれ以外のフルサイズ大型路線バス（エアロスター）を供給するが、それらの三菱製大型路線バスのエンジンは先述の通り日産ディーゼル製のMD92系エンジンを搭載する予定。三菱側には日産ディーゼルのRN系に近い車種としてエアロミディMEがあるが、需要次第ではエアロミディMEを三菱が日産ディーゼルに供給することによってRNが復活する可能性がある。または、中型車のように日産ディーゼルがシャーシを設計してそれに三菱製エンジンを搭載することも考えられる。