手旗信号
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手旗信号(てばたしんごう)は、紅白一組の旗を使い遠方(望遠鏡・双眼鏡で見える範囲)への通信を行う手段。おもに音響が届きにくい海での活動で用いられ、現在でも海上自衛隊や海上保安庁などで使用される。また、ボーイスカウトの訓練の一つに手旗信号があるため、ボーイ隊以上の携帯品の一つに手旗信号用の紅白の旗を持ち歩いている場合が多い。
目次 |
[編集] 動作
左手に白旗、右手に赤旗を持たせる。
- 基本姿勢 - 両旗を下に降ろす
- 元画
- (1) - 両旗を横に広げる
- (2) - 白はおろしたまま、赤を上に
- (3) - 白を左上に、赤を右下に
- (4) - 白を左下に、赤を右上に
- (5) - 白と赤を頭上で交差させる
- (6) - 両旗を右に
- (7) - 白を左に、赤を上に
- (8) - 白はおろしたまま、赤を右に
- (9) - 白を右下に、赤を右に
- (10) - 白を左上に、赤を右上に
- (11) - 両旗を左上から右下に
- (12) - 両旗を上に
- (13) - 白旗を左上に、赤旗はおろしたまま
- (14) - 白旗はおろしたまま、赤旗を右上に
※元画を1~3種組み合わせて文字を決定する。 ※基本姿勢を1文字の区切りとする。
[編集] カナ
- ア - 9→5
- イ - 3→2
- ウ - 6→9
- エ - 1→2→1
- オ - 1→2→3
- カ - 8→3
- キ - 6→2
- ク - 11
- ケ - 7→3
- コ - 8→1
- サ - 1→12
- シ - 5→7
- ス - 1→2→5
- セ - 9→7
- ソ - 5→3
- タ - 11→5
- チ - 7→2
- ツ - 12→3
- テ - 6→3
- ト - 2→5
- ナ - 1→3
- ニ - 6
- ヌ - 9→4
- ネ - 9→2→1
- ノ - 3
- ハ - 10
- ヒ - 1→7
- フ - 9
- ヘ - 4
- ホ - 1→2→10
- マ - 9→5
- ミ - 6→1
- ム - 7→5
- メ - 3→5
- モ - 6→7
- ヤ - 8→4
- ユ - 9→1
- ヨ - 8→6
- ラ - 5→9
- リ - 12
- ル - 3→7
- レ - 7
- ロ - 7→8
- ワ - 2→9
- ヰ - 6→12
- ヱ - 9→3→1
- ヲ - 1→9
- ン - 5→1
[編集] その他の信号
- 起信信号 - 両旗を上げて左右対称に上から横(肩の水平位置)まで、上げ下ろしを繰り返す。
- 応信信号 - 両旗を交互に上げ下ろしを繰り返す
- 取消信号 - 白旗は下ろしたまま、赤旗を上から横(水平位置)の間で上げ下ろしを繰り返す
- 終信信号 - 両旗を挙げたまま、動かさない。
- 発動信号 - 赤旗を上げ、白旗は動かさない。
- 解信信号 - 両旗を上げて左右対称に上から斜め上(45゜)までを上げ下ろしを繰り返す。
[編集] セマフォア信号
Rest position |
Numerals |
Error |
Cancel |
||
A / 1 |
B / 2 |
C / 3 / Ack |
D / 4 |
E / 5 |
F / 6 |
G / 7 |
H / 8 |
I / 9 |
J / Letters |
K / 0 |
|
L |
M |
N |
O |
P |
|
Q |
R |
S |
T |
U |
|
V |
W |
X |
Y |
Z |