情報リテラシー
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情報リテラシー(じょうほうリテラシー 英:information literacy)とは、情報を自己の目的に適合するように使用できる能力のこと。「リテラシー」(literacy)とは、文字の読み書きの能力を指し、これを情報一般に当てはめて情報リテラシーと呼ばれることがある。
情報は様々な形式で表わされるため、情報リテラシーは、これまでの文字に代表される印刷物以外のメディアについても対象となる。文字の読み書き以外にも、視覚、聴覚、コンピュータ(ケータイ、ネットワークを含む)に関する能力などが含まれるといわれている。
大きくは、情報を収めるメディアに注目したメディア・リテラシーと、情報の高速多量の処理が可能なコンピュータに注目したコンピュータ・リテラシーに分けられるといわれる。
情報リテラシーについては、アメリカ合衆国の「ALA Presidential Committee on Information Literacy」の第1次報告において、大綱が示されたのが最初といわれている。情報リテラシーは、経済の変革などに呼応して、日本においては学校教育を中心に注目されている。