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廊御方 (廊の御方、ろうのおんかた 応保元年(1161年)? - 没年不詳)は平安時代末期の女性。平清盛の八女。母は常盤御前。異父兄は阿野全成、義円、源義経、異父弟は一条能成。別名は三条殿。
平治の乱後、母常盤が清盛の妾になり生まれる。左大臣藤原兼雅の妻(清盛の長女)と仲がよかったので上臈女房となり、後に兼雅の妾となって一女を生む。和琴と書の名手であった。
平家一門として都落ちから壇ノ浦の戦いに至るまで行動をともにし、建礼門院らとともに源氏の捕虜になる。
2005年NHK大河ドラマ「義経」では名を「能子」としているが、原作者の宮尾登美子の創作であり本名は不明。