広島市江波山気象館
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広島市江波山気象館(ひろしまし えばやま きしょうかん)は、広島県広島市中区江波南の江波山公園内にある、全国でも珍しい気象をテーマにした博物館類似施設である。
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[編集] 所在地
[編集] 概要
広島市国泰寺村(現在の広島市中区国泰寺町)から現在地に移転したのが始まりで、「広島測候所」として1935年に完成し1945年の原爆によって職員中に死傷者がでたり、施設、機器も大きな被害を受けたが一般観測は続けた。1987年に広島市中区上八丁堀の広島合同庁舎へ移転、1992年に日本初の気象をテーマにした博物館「江波山気象館」として生まれ変わった。なお、被爆から翌月の枕崎台風被災までの広島気象台については柳田邦男のノンフィクション『空白の天気図』が詳しい。
[編集] アクセス
- JR広島駅から広島電鉄(路面電車)江波線紙屋町経由江波行き約30分(広島市内中心部紙屋町から約20分)、「江波」電停下車、徒歩15分
- JR横川駅から広島電鉄(路面電車)江波線土橋経由江波行き約20分、「江波」電停下車、徒歩15分
- 広島電鉄バス6号線江波営業所・江波行き約20分「江波栄町」バス停下車、徒歩5分
[編集] 関連書籍
- 柳田邦男 『空白の天気図』 新潮文庫、1981年 ISBN 4101249016
- 山下和也・井手三千男・叶真幹 『ヒロシマをさがそう:原爆を見た建物』 西田書店、2006年 ISBN 488866434X