広丘 (塩尻市)
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広丘(ひろおか)は長野県塩尻市北部の地区。塩尻市の定義では、大字広丘原新田、大字広丘堅石、大字広丘郷原、大字広丘高出、大字広丘野村が該当するが、これに大字広丘吉田を加えた範囲が多く使われる。
市の官公庁が集中しJR塩尻駅がある中心市街地(大門地区)のドーナツ化現象によって、北郊の広丘地区に国道19号沿いに郊外型の大型店や住宅が増加した結果、ここが塩尻市の新たな中心地になったといえる。
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[編集] 含まれる大字
広丘吉田は塩尻市の定義では含まれないが、俗に使われる場合は含まれているので掲載した。
[編集] 広丘原新田
広丘原新田は一部を除いたほとんどが広丘駅の西側の地域で、一部に田畑が見られるがほぼ全域が住宅地となっている。広丘小学校などがあり国道19号沿いとともに広丘の中心となっている。かつての東筑摩郡原新田村の範囲と一致する。
[編集] 広丘堅石
広丘堅石は篠ノ井線と奈良井川に挟まれた地域(篠ノ井線の西側)。篠ノ井線の東側にも広丘堅石に属する部分があり、そちらは国道19号などがあるため大部分を占める西側より存在感がある。篠ノ井線の西側には田畑が広がっているが、それと対照的に東側には住宅や郊外型大型店で占められている。堅石工業団地は名は堅石で堅石に限りなく近いところにあるが、実際には広丘野村にある。かつての東筑摩郡堅石町村の範囲と一致。
[編集] 広丘郷原
広丘郷原は篠ノ井線の西側の地域。奈良井川沿いは河岸段丘となっている。田畑と工場、住宅が混在する。松本歯科大学がある。かつての東筑摩郡郷原村の範囲と一致。
[編集] 広丘高出
広丘高出は篠ノ井線の東側にあり、篠ノ井線と田川に挟まれた地域。田畑が見られるところもあるが、だいたいは住宅と郊外型大型店である。国道19号と国道20号および国道153号の合流点があるため交通の要衝となっている。長野県塩尻志学館高等学校、武蔵工業大学第二高等学校がある。かつての東筑摩郡高出町村の範囲と一致。
[編集] 広丘野村
広丘野村は篠ノ井線の東側にあり、篠ノ井線と長野自動車道に挟まれた地域。長野自動車道周辺は田畑が多いが大部分が住宅地。広丘野村バスストップがある。堅石工業団地と角前工業団地があり、県内有数の工業生産額を誇る塩尻市でも工場が多い地域だ。かつての東筑摩郡野村の範囲と一致。
[編集] 広丘吉田
広丘吉田は広丘の最も北にあり松本市と境界を接している。かつては広丘地区の一員だったが、人口が多いため広丘地区を脱し独自で吉田地区を形成している。しかし、俗に使われる場合は広丘の一員として扱われる。奈良井川と長野自動車道に挟まれた地域で、中央を国道19号と篠ノ井線が横断している。長野県田川高等学校がある。
東側は田畑が中心だが、住宅や郊外型大型店が中心となっている。郊外型大型店の多い広丘の中でもこの地域は最も多い。。塩尻北インターチェンジ周辺にはラブホテル街がある。かつての東筑摩郡吉田村の範囲と一致。