幻想水滸伝II
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幻想水滸伝IIは、ゲームソフト。幻想水滸伝シリーズ第二作。
幻想水滸伝Iの3年後の物語。少年兵が運命に翻弄され、いつしか敵対勢力のリーダーとなっていく。1998年12月17日発売。プレイステーション用。1999年12月9日にPlayStation the Bestで、2002年7月11日にPS one Booksで、それぞれPS用ソフトで発売された。また、2006年2月23日に幻想水滸伝とセットで、1つのソフトとしてプレイステーションポータブル版が発売された。
目次 |
[編集] あらすじ
主人公と親友ジョウイは、ハイランド王国少年兵部隊ユニコーン隊に参加していた。その後、主人公は輝く盾の紋章、ジョウイは、黒き刃の紋章を宿す。そこから少しずつ、二人の道は分かれていく。 主人公は、ハイランド国に不信を持つようになり、同盟軍のリーダーとなる。一方、ジョウイはハイランド皇子ルカ・ブライトと共にハイランド王国を支配していく。
この幻想水滸伝IIの戦いは後に、デュナン統一戦争と呼ばれる。
[編集] 前作とのつながり
前作解放軍の中心メンバー、ビクトールやフリックも前作につづいて登場する。 また前作主人公も前作データの引継ぎにより仲間にできる。
1の引き継ぎによって変更になる点は、以下の三点。
- 前作登場キャラクターの登場時のレベル変更(レベル50以上のみ)、武器レベル変更(武器レベル10以上のみ)特定紋章の引き継ぎ(上位紋章は、下位紋章に変更)、一部装備の引き継ぎ。
- 前作登場キャラクターの会話が一部変更。
- 1主人公の登場、仲間になる。
[編集] 世界観
前作に引き続き、本作の世界観の特徴は、東洋・西洋のスタイル・風俗・文化をミックスした点である。例を挙げると、主人公の容姿はどちらかというと東洋・中国風で、武器は沖縄古武術のトンファー。ジョウイの容姿は西洋風。都市では、マチルダ騎士団やハイランド王国は中世ヨーロッパの建築様式・風俗・人種に対し、サウスウィンドウ市やトゥーリバー市は中国式の建築・風俗や人種が多い。こうした文化の混在さが逆にこの世界の普遍化を醸し出している。
[編集] 作品内における勢力
[編集] ジョウストン都市同盟
デュナン湖を囲むように位置する5都市1騎士団から編成される都市国家連合。とはいえ、その同盟はあくまでデュナン地方最大の脅威であるハイランド王国に対する為だけのものであり、同盟内の結束も決して一枚岩とはいえないのが現実である。同盟の名前「ジョウストン」の由来は、盟主であるミューズ市にある丘で同盟が締結されたときの地名に由来する。以下に都市同盟を構成する各都市を紹介する。
[編集] ミューズ市
デュナン湖北部に位置する都市で、経済・人口・軍事面で優れており、都市同盟内で一番栄えている。都市同盟の盟主。 ハイランド王国と国境を接しているため、争いごとが耐えない。市長は政治・軍事両面に精通した女傑アナベルが治める。都市西部にそびえるジョウストンの丘には議事堂が設けられ、都市同盟内重要会議や式典などはそこで行われる。盟主としての命令権も持つが、罰則があるわけではなく、かならずしも都市同盟を動かせるというわけではない。
[編集] サウスウィンドウ市
デュナン湖南部に位置し、湖に一番多くの面積を接する都市。温厚な市長グランマイヤーが治める交易盛んな都市。前身は湖周辺を治め、栄華を極めたデュナン共和国。古い歴史を持ち、威厳漂う都市だけに観光客も多い。各国からいろんな品物・骨董品が集まるのも交易都市ならではである。
[編集] トゥーリバー市
デュナン湖西部に位置する、人間・コボルト・ウイングホード(人口比はそれぞれ6:3:1の割合)という3種族が共存する他民族国家。全権大使のマカイを中心に三院制が敷かれているが、各人種ごとにそれぞれの代表が自治しているのが現状で、同盟内で一番結束が弱い都市と言われている。一方で、戦闘力では最強と謳われるコボルト部隊や唯一の飛行手段を持つウイングホード部隊も有しており、士気・団結力次第では十分な戦力にもなる都市と言える。
[編集] グリンヒル市
デュナン湖北西部に位置し、周りを深い森に囲まれている学園都市。大学など多くの優秀な学園を持ち、各国から多くの留学生を迎えている、他都市とは違った独特のある都市。市長は代々、ワイズメル家が務めており、現在はアレク・ワイズメルの娘テレーズが市長代行となっている。軍備としては都市警備隊数千人をもつのみで、都市同盟中最弱国であるが、堅固な門と周りを森に囲まれた地形から、攻め込まれても長期的に防衛できるだけの防衛力は持っている。
[編集] ティント市
トゥーリバー市西部に位置する鉱山都市。人口・面積は大きくないが主産業である鉱業が盛んであり、強力な軍隊を擁している。鉱山ギルドの長であるグスタフが、市長も兼任している。ジョウストン都市同盟時代には、あまり都市同盟に協力的ではなかったが(ハイランド王国と一番離れている為、危機感があまりなかった)後の新都市同盟発足後は同盟一の軍事供出国となり、同盟の主力を担うことになる。
[編集] マチルダ騎士団
ミューズ市北部に位置する騎士団が統治する国家。軍事面で台頭するハイランド王国に対抗するために主にミューズ市が中心となり都市同盟の支援によって誕生した。居城はロックアックス城。騎士団は遠征用の赤騎士団(団長:カミュー)防衛用の青騎士団(団長:マイクトロフ)騎士団長直属の白騎士団(団長:ゴルドー)によって編成される。ミューズ市に次ぐ強力な軍事力を擁しているが、何かにつけて同盟軍へ参加しようとせず、都市同盟内の不和を招いている一番の原因とも言われる。また、後に騎士でありながら強欲・狭量な騎士団長ゴルドーによってハイランド王国に寝返る。
[編集] 新都市同盟
ミューズ市・サウスウィンドウ市が落ちた後、両市の残党軍がサウスウィンドウ市北部のほとりにあった廃城ノースウィンドウ城に立て篭もり、軍師シュウの指揮のもとハイランド王国追撃軍を撃退したのが始まり。その時に、敵将を奇襲した部隊のリーダーだった主人公が一躍、残党軍のリーダーとなり、シュウを正式な軍師に招いてノースウィンドウ城を本拠地とした新都市同盟軍を発足した。(同盟の名前には、主人公が初めて指揮した部隊につけた名前がそのまま引き継がれる) 新都市同盟軍とはいったものの、結成当初は同盟都市はなく、主人公やシュウの活躍により加盟都市が増えていくことになる。最終的な加盟都市はサウスウィンドウ市・トゥーリバー市・ティント市・グリンヒル市となった。(ミューズ市は既に都市として機能しなくなっていた)また、ゴルドーの指揮に嫌気がさしたマチルダ騎士団の赤騎士団・青騎士団からも多数加わっている。最終的な戦力はハイランド王国に匹敵するほどになり、デュナン地方を統一する大きな勢力となってゆく。
[編集] ハイランド王国
デュナン地方北東部に位置する広大な王国。君主制を用いており、王国は代々ブライト家からでる皇王が治める。現皇王はアガレス・ブライト。広大な面積と膨大な人口、強大な軍事力を持っている。もともとは好戦的な国家ではなかったが、皇子ルカ・ブライドが軍事において全権を掌握すると、都市同盟との争いが増えていった。軍隊は都市同盟全体に匹敵するほどの兵力を有しており、また士気も高く、都市同盟と違って皇王のもとに一丸となって団結している。 皇都は大都市ルルノイエで、堅固な城壁と堀で囲まれており、難攻不落の皇都として知られる。内部には様々な装飾が施され、荘厳な雰囲気を醸し出す。その広さと美しさに、訪問者は舌をまくという。 また、領土的には主人公の故郷でもあるキャロの街も有しており、ミューズ市東部にあるため常に領土問題でミューズ市と対立している。
[編集] 登場人物
[編集] 重要人物
[編集] 108星
[編集] 主人公
ハイランド南部辺境の街キャロに住む少年。町外れの道場の武術家ゲンカクに養子として育てられたという事実からおそらく孤児ではないかと思われる。ゲーム開始当初はハイランド軍の少年兵部隊に所属していた。武器はトンファー。紋章は輝く盾の紋章。後に対ハイランド王国同盟軍(新都市同盟軍)を率いるリーダーとなり、ジョウイ率いるハイランド王国軍とデュナン統一戦争を繰り広げることとなる。
[編集] ナナミ
2主人公の義姉。底抜けに明るく、元気いっぱいの少女。幼少の頃、いじめられていた2主人公とジョウイを守ってあげていた。そんな2人が敵対してしまう事に堪えられず、なんとか戦争を止めたいと願っていた。都市同盟軍側にいながら、立場は限りなく中立に近い。ちなみに異常なまでの味覚オンチ。彼女の作った料理は一見普通だが、一般人は一口食べただけで卒倒してしまう。
[編集] ジョウイ・アトレイド(ブライト)
ハイランドの地方貴族マルセル・アトレイドの長男だが、母・ローザの連れ子である。主人公の幼馴染であり親友。幼いころに2主人公と出会い、以来ともに行動することになる。後にハイランド王国王妃ジル・ブライトと結婚し王位継承権を得る。その後、皇太子ルカ・ブライトと共謀して皇王アガレス・ブライトを暗殺。さらにルカを裏切って死に追い込み、ハイランド王国王位継承権により皇王に即位する。
[編集] 108星以外
[編集] ルカ・ブライト
ハイランド王国の皇子。その残虐な性格から通称狂皇子と呼ばれる。過去に母親が父王・アガレスのせいで、都市同盟の盟主・ダレルの手の者によって暴行されたことがトラウマとなっており、父と都市同盟を憎んでいる。武勇・剣術のみならず戦略にも長けており、外伝でナッシュに「天が味方すれば世界をも平定できる」と言わしめたほどの有能な武人でもある。が、敗走したソロン・ジー将軍を見せしめのために処刑するなど、その残虐さと軍内部を恐怖政治で仕切るやり方が災いし、人望は全く無い。事実、側近であるクルガンとシードにまで陰で罵られていた。後にジョウイの口車に乗り、父を暗殺して皇王となるが、ジョウイに裏切られ敢え無く戦死する(本人は裏切られたことに全く気づいていなかった)。
[編集] 軍師
- シュウ
- マッシュの直弟子の一人で、アップルの兄弟子。物事の先を読むことに長け、交易でも成功し、戦場では縦横無尽の策で戦況を支配する。しかし理念の違いからマッシュに破門される。勝つためにはまず味方から欺く手法ととる。デュナン統一戦争ではアップルの執念ともいえる熱意に負け同盟軍での筆頭軍師として活躍する傍ら、クラウス、アップルら後進の指導にも余念がなかった。またアップルや2主人公の影響か、最終戦ではレオンの裏をかくために捨て身の策で一矢報いる。
- クラウス・ウィンダミア
- 元ハイランドの軍師。キバ・ウィンダミアを父に持ち、父とは対照的に頭脳で勝負するタイプであり、若く有能である。父との武力と自らの策で数々の戦線を乗り越えてきたが、シュウの策に一蹴された後に同盟軍に下る。物静かで知的、紳士的な振る舞いが印象的。シエラにべた惚れされていた。
[編集] 探偵
- リッチモンド
- 「仕事はパーフェクトに、だ。」が口癖の敏腕探偵。仕事を完璧にこなす上、気の効いたアフターケアまで怠らない。
[編集] 魔法使い
- メイザース
- クロウリーが唯一ライバルと認めたウィザード。かつてはクロウリーの弟子だった。
[編集] 武人・軍人
- キバ・ウィンダミア
- クラウスの父でハイランドの名将。鉄壁の守備力を誇る。皇王アガレスに忠誠を誓い、後にルカがアガレスを謀殺して王位につくと、アガレスの仇敵として同盟軍に寝返る。
- リドリー・ワイゼン
- コボルト族出身の名将。一族の利益を考え、人間の代表者とたびたび対立してきたが、最終的には2主人公に忠誠を誓うようになる。
- ボリス・ワイゼン
- リドリーの息子で、ハルモニア留学中の青年。リドリーが戦死するシナリオを選択すると登場。父とは対照的な知将タイプ。
- ハウザー
- ミューズ市国の筆頭将軍。武勇に優れているだけではなく、体力にも自慢がある。日課はミューズ市内をタンクトップ姿でランニングすること。
- ギルバード
- ゼクセンの戦士で、傭兵隊長。基本的に金さえもらえばどこにでも味方するが、根は義侠心に厚い。2では当初はハイランド軍に雇われていたが、フリックの説得で同盟軍に寝返る。
- マイクロトフ
- マチルダ騎士団青騎士団長。質実剛健が売りの青年。気まじめすぎるため周囲から浮くこともしばしばある。騎士でありながら保身を至上とするゴルドーを見限り、騎士団を脱退して2主人公軍の軍門に加わる。
- カミュー
- マチルダ騎士団赤騎士団長。騎士道を重んじ、レディファーストを身上にしている。参謀的能力もあり、猛進しがちなマイクロトフをしばしばフォローする。マイクロトフと一緒に騎士団を脱退して2主人公軍の一員になる。
[編集] 文官
- ジェス
- ミューズの文官でアナベルの秘書。有能ではあるがやや強引で人の意見を聞かない面も見られる。戦後、自身を罰するかのように文官を辞職し、一介のミューズ市民として生きる道を選ぶ。
- フィッチャー
- ミューズの文官、お調子者だが判断力と交渉能力に長けた能吏、目下の特技は長会議の時、目を開けたまま眠る事。のちにアナベルの後を告いでミューズ市長となり、さらにデュナン地域に連邦制国家ができると初代ミューズ共和国大統領に就任するなど意外にも出世に成功している。
[編集] コボルト
- ゲンゲン
- 傭兵隊の一員でコボルトの勇士。立派な戦士の務めを果たそうと毎日がんばっている。いつでも陽気で元気いっぱいである。
- ガボチャ
- トゥーリバーに住んでいるコボルト族の少年。明るく人なつっこい性格。ゲンゲンを英雄だと信じ憧れている。
[編集] ウィングホード
- チャコ
- ウィングホードの少年。サウスウインドウでスリを行っている悪童だが根は真直ぐで勇敢、
- シド
- 自称チャコの兄貴分。
[編集] エルフ・森の住人
- キニスン
- 動物と会話ができる(?)青年。王国軍が森林破壊を繰り返す事に心を痛め、同盟軍に助力する。
- シロ
- キニスンとともにいる白い山犬。主人のキニスンに忠実。
- エイダ
- グリンヒル北西、森の村に住む防人の少女。父をグリフォンに殺されたことがあるが、傷ついたフェザーを殺すことはできなかった。
[編集] 学者・職人
- アダリー
- 2代目「えれべーた」開発・管理者。自分を天才発明家と思い込んでいる変な科学者。妙な発明が多いがたまにすごい発明をする。多少傲慢な性格。
- ツァイ
- 『神槍』と呼ばれる凄腕の槍職人。リューベ裏に広がる山に住んでいたが、傭兵砦から火炎槍の修復依頼をされてからは同盟軍に参加。槍の遣い手としても凄腕で、金属製の兜を槍で貫いたことがある。奥さんとは別居中。娘にトモがいる。
[編集] メンバー交換人
- レオナ
- ビクトールの傭兵砦内にある酒場の女主人。口はきついが大の子供好きで、よくピリカなどの面倒を見ていた。
[編集] 商人
- ゴードン(2)
- グレッグミンスターに本拠を持つギルド「ゴードン商会」の元締め。交易によって莫大な財産を築く。3のゴードンとは、別人。
[編集] 忍
- サスケ
- ロッカクの里の少年忍者。父親はかつて里の副頭領だった。カスミには複雑な感情を抱いている。
- モンド
- ロッカクの里の忍者。
[編集] 盗賊
- ギジム
- 灯竜山三兄弟の長兄。斧の使い手。ティントと都市同盟領の間にある灯竜山で豪商相手に山賊行為を働いていたが、ネクロードに攻められて山塞を失う。後、新同盟軍に参加。
- ロウエン
- 灯竜山三兄弟の長女。かつてトゥーリバーで高官相手に詐欺を働いて灯竜山に逃げ込む。山賊をしているだけに気性は荒く、口調も乱暴
- コウユウ
- 灯竜山三兄弟の次兄。任侠に厚く、言葉遣いは悪いが非常に礼儀正しい少年。新同盟軍本拠地に灯竜山の危機を伝えにきた。マルロとは馬が合い、いつも不思議そうにマルロが好きな学問を眺めている。
[編集] マ行シリーズ
- マクマク・ミクミク・ムクムク・メクメク・モクモク
- 仲良しムササビ5匹組。フィールド上を歩いていると勝手に仲間になる(ムクムクは別の方法でも仲間に出来る)。ムクムクのみ108星。
[編集] 料理人
- ハイ・ヨー
- 謎の料理団体「黒竜料理会」の元四天王。
[編集] 夫婦
- フリード・Y
- Yの部分は「ヤマモト」であることから日本人をモデルにしたのではないかとされる。まじめで実直、しかし真面目すぎて周りが見えなくなることもしばしば。
- ヨシノ
- フリードの妻。和服を着ている大和撫子。武器は長刀でその技能は高い。
[編集] その他
- シモーヌ・ベルドリッチ
- ヴァンサンの友人でこちらも自称貴族。ヴァンサンよりもさらにキザで全てにおいて感情表現がオーバー。が、ヴァンサン同様、義に厚い。バラの胸飾りの愛用者。
- トニー
- 菜園を管理。
- ユズ
- 少女。ヒツジのタロウと一緒にいる。牧場を管理。
- ホイ
- 主人公の名を騙り、権威を振りかざして各地で無銭飲食をしていた。あるときバレて主人公本人の目の前で袋叩きにされ、見かねた主人公の温情で仲間になる。
[編集] 108星以外
- ゲンカク
- 主人公・ナナミの育ての親。かつて都市同盟の有能な軍人であったが、策略によって都市同盟から追放される。追放後はキャロの街で道場を開いて余生を過ごす。輝く盾の紋章を宿していた。
- ハーン
- ハイランド王国の古参の将軍。ゲンカクの親友。ルルノイエ攻略の際主人公の前に立ちはだかる。黒き刃の紋章を宿していた。
- アナベル
- ミューズの女市長。豪胆な性格で部下の使い方もうまい。政治・軍事的手腕もあり、都市同盟の指導者としてハイランド王国と渡り合っていたが、王国軍の刺客となったジョウイによって暗殺される。ルカ・ブライトが唯一恐れていた政治家でもある。
- ダレル
- 先代ミューズ市長で、アナベルの父親。文官でありながら外交は好戦的。しかし軍事的には素人だったため、敗色濃厚となるがゲンカクによって体制を立て直すも、後にゲンカクを罠に嵌めて追放した。ルカの幼少時代に裏でハイランド王族の馬車を襲う命令を下していた。
- ゴルドー
- ジョウストン都市同盟の構成国家マチルダ騎士団の団長。騎士らしからぬ強欲で狭量極まる性格の持ち主で、異を唱える部下をことごとく「騎士の誓い」を振りかざして黙らせてきた。先代グリンヒル市長アレクと共謀しルシアの父・前カラヤ族長を暗殺。マチルダ騎士団の弱体化・イメージダウンの元凶。シナリオによってはナナミを殺害する。
- シード
- ハイランドの将軍ですぐに熱くなる猛将。ルカの側近ではあるが、ルカではなくハイランド皇国自体に忠誠を誓っている。
- クルガン
- ハイランドの将軍で常に冷静な知将。シードの同僚。シードと同じくルカの側近ではあるが、シード同様ハイランド皇国自体に忠誠を誓っている。
- ピリカ
- ジョウイが離れ離れになった際にお世話になった家の娘。村がルカ・ブライトに襲撃された際両親を目の前で殺され、さらに砦を襲撃されたときルカに殺されそうになり、それ以来恐怖で声が出なくなる。
- ジル・ブライト
- ルカ・ブライトの異父妹でハイランド皇女。ジョウイと結婚し王妃となり、王位継承権を彼に譲る。皇都ルルノイエ陥落後はハルモニア辺境領に亡命し、ピリカと静かに暮らしている。
- アガレス・ブライト
- ハイランド皇王。軍事的にも政治的にも決して有能とはいえないが、争いを好まない平和主義者。軍部の不満をそらすため、息子・ルカに軍の全権を譲ったことが大戦争の契機となる。
[編集] 複数作品登場キャラクター
以下の人物は、幻想水滸伝のキャラクター一覧を参照
[編集] 108星
- ビクトール
- フリック
- アップル
- ビッキー
- ジーン
- ルック
- ハンフリー
- フッチ
- スタリオン
- ローレライ
- ゲオルグ・プライム
- ヒックス
- テンガアール
- ペシュメルガ
- ヴァンサン・ド・ヴール
- マクシミリアン
- テンプルトン
- カスミ
- メグ
- タイ・ホー
- ヤム・クー
- シエラ
- シーナ
- クライブ
- ルック
- アナベル
- ゲンゲン
[編集] 108星以外
- ササライ
- レックナート
- ユーバー
- カゲ
- ネクロード
[編集] キャッチコピー
「その強さがあれば、全てを守れると思った。」