岩田巌
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岩田巌(1905年4月20日 - 1954年3月3日)は、経済学者。一橋大学経済学部教授、東京大学経済学部講師(監査論)。東京の大久保生まれ。
1923年3月、東京の小石川の旧制私立豊山中学校(現在の日本大学豊山高等学校)第4学年終了後、旧制早稲田実業高等学校を経て一橋大学の前身である東京商科大学(マックスウェーバーの研究)卒業。同研究科(貸借対照表論)修了。
1938年2月東京商科大学予科助教授。その後東京商科大学教授、一橋大学教授。1951年10月東京大学経済学部講師を兼任する。日本の公認会計士制度、監査制度の創設に大きく関わるが、49歳で病に倒れ、一橋大学大学葬。
東京商科大学では太田哲三に学び、弟弟子には番場嘉一郎や飯野利夫、教え子には一橋大学名誉教授の中村忠や成蹊大学名誉教授で成蹊学園理事の会計学者新井益太郎等がいる。