岩尾望
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岩尾 望(いわお のぞむ、1975年12月19日 - )は、日本のお笑い芸人。お笑いコンビ・フットボールアワーのボケ担当。吉本興業(大阪本社)所属。吉本総合芸能学院(NSC)14期生。愛称は「のんちゃん」。
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[編集] 略歴
- 大阪府大阪市東住吉区出身。桃山学院高等学校、関西大学社会学部卒業。
- 1994年頃、NSC同期のカネシゲタカシとコンビ「ドレス」を結成。しかし1999年3月にコンビを解散し、同年4月にちょうど同時期にコンビを解散していた後藤輝基と新しく「フットボールアワー」を結成。
- 2003年、第3回M-1グランプリで優勝。これを足がかりに全国区に進出、現在に至る。
- その他の経歴はフットボールアワーの項を参照。
[編集] 概要
- 見た目通り、業界随一のへタレ。
- 想像以上に臆病な性格である。
- 独特のシュールなボケが魅力。
- 一人っ子で、母親から「のんちゃん」と呼ばれ恵まれた環境で溺愛されて育ったため、芸人によくある「貧乏ネタ」は持っていない。M-1グランプリの賞金をどうしたか聞かれたところ、「両親にあげようと思ったら、『のんちゃんはいずれ家のものを全部受け継ぐ事になるから…』と言われました」と語っている(その後賞金でベンツを購入)。
- 高校時代は友達がひとりもおらず、クラスで誰とも話さなかったという。休み時間が終わるまでは、トイレの水道の水で手を長く洗ったりウォークマンを聞いたりして時間を潰していた。「フットボールアワーの岩尾」としてテレビに出るようになってから初めて岩尾の声を聞いたクラスメイトもいたとのこと。
- 普段から天然ボケなのか、阪神が優勝したとき星野監督の胴上げを見て乱闘シーンと間違えた。
- 牧瀬里穂の寵愛を受けており、牧瀬の出演番組にゲストとして呼ばれたりしている。曰く、「うりうり~ってしたくなる」。
- 極度の人見知り。また、優柔不断で相方の後藤から度々「嫌いやわぁ」と言われている。しかしコンビ仲は良い様子である。
- 相方の後藤と共に高所恐怖症であり、TBSテレビ系で放送された「DOORS 2006」では先輩であるナインティナインにキレていた。(矢部は岩尾の体を押していた。岡村は暴言を吐いていた。)
- NANAの愛読者でありM-1グランプリの優勝賞金で買ったベンツとはNANAの登場人物タクミの乗るゲレンデバーゲンであることを映画版公開直前の特別番組で明かした。
[編集] ブサイク
- 吉本興業情報誌「マンスリーよしもと」の「吉本芸人ブサイクランキング」で2003年~2005年の3年連続第1位になり、先輩であるほんこんに続き2人目の殿堂入りに輝いた。(ちなみに同時期の「吉本男前ランキング」1位は、チュートリアル・徳井義実 )
- 『リンカーン』(TBS)では浜田雅功から「どじょうすくい」と、松本人志には「口のあたりだけ血ぃとまってるやろ」といわれ、毎回の様にイジられるのを始め、至るところでその顔をネタにされている。しかし本人は「誰も顔でテレビに出れてないでしょ?(芸が)おもろいだけですやん!」と出演者の中でルックスは最下位ではないことを主張。
- 頭頂部が寂しくなってきており、ハゲの大先輩・関西テレビの山本浩之アナウンサーからも、「これはきますね~」と揶揄されるほどである。
- 『なにわ人情コメディ 横丁へよ~こちょ!』(朝日放送)では、陣内智則や相方の後藤に「ハゲとるやないかい!」と観客に向かって晒されるネタが恒例になっている。
- 『めちゃ²イケてるッ!』(フジテレビ系列)の「フジテレビ温泉」に出演した際、大久保佳代子に髪の毛をむしられ、あげくに頭頂部をカメラに映し出されるという屈辱を味わう。また同番組の「お台場フレンドパーク」に出演した際には、だんだん頭頂部の髪が乱れ、さらに両面テープに髪の毛を取られ、地肌が丸見えになっていた。
- 『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系列)に出演した際は、司会の島田紳助にネタで「コイツは正面向いてても後ろのハゲが見えるんですよ」とツッコまれた。
- 髪とは対照的に体毛はかなり濃い(肩から毛が生えている)。
- ブサイクだがファッションにはとても気を使っており、よく代官山などで買い物している。
- 相方の後藤曰く「ブサイクのくせにナルシスト」で、眉毛の手入れに1時間かける。
- 小さい頃は愛らしい見た目だった。中川家剛の息子に似ているらしく、剛は「こんなんになんの!?」と心配している。
[編集] 出演
- ビー・バップ・ハイスクール(TBS、2004・2005年) 兼子信雄役
- ピタゴラスイッチ(NHK教育、2006年 - ) 『ぽてじん』にて声の出演
コンビとしての出演番組はフットボールアワーの記事を参照。