山内志朗
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山内 志朗(やまうち しろう、1957年-)は、山形県生まれの哲学者。
[編集] 概要
東京大学大学院博士課程単位取得。新潟大学人文学部教授。専門は中世哲学。
専門のスコラ学をはじめ、グノーシス主義、現代思想、現代社会論、コミュニケーション論、身体論、ミイラ、修験道(出身地は修験道の盛んな地域である)などについて研究し、様々なメディアで発表を行っている。現代サブカルチャーについても深い理解を持っており、自らの専門分野を踏まえながら、様々な場で、現代的事象に言及している。
彼の講義の聴講者は必然的に人文学部の学生が多いが、彼の講義は学生の興味関心を引くものが多く、口コミなどで知る者もおり、彼の話を聞きたい為に他学部の学生も多く集まることで知られている。
[編集] 著書
- 『笑いと哲学の微妙な関係(魂の本性)』 哲学書房 2005/08出版 ISBN:4886791522
- 『ライプニッツ(シリ-ズ・哲学のエッセンス』 なぜ私は世界にひとりしかいないのか
日本放送出版協会 2003/01 ISBN:4140093048
- 『ぎりぎり合格への論文マニュアル』(平凡社新書)
平凡社 2001/09出版 ISBN:4582851037
- 『天使の記号学(双書現代の哲学 )』
岩波書店 2001/02出版 ISBN:4000265822
- 『デカルト暗殺』
アイケ・ピ-ス原作、大修館書店 2000/02出版 ISBN:4469212490 \1,890
- 『普遍論争(中世哲学への招待 ) 近代の源流としての』
哲学書房 1992/11出版 22cmX16cm ISBN:4886790534
難解な哲学専門書だけではなく、ユーモアの雰囲気が強い作品も執筆している。