屯田
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屯田(とんでん)とは、一般に、兵士に新しく耕地を開墾させ、平時は農業を行なって自らを養い、戦時には軍隊に従事させる制度、またその場所や地域を言う。歴史的に屯田の名を付けられたものは多く、以下の通り。
- 屯田制(とんでんせい) 中国の魏が実施した兵士による開墾。
- 屯田兵(とんでんへい) 日本の明治時代に北海道で開墾に従事した兵士。制度のことは屯田兵制という。
- 屯田(みた) 日本の大和時代の屯倉の付属地(田)。上記定義とは異質なもの。
- 札幌市北区にある地名、屯田 (札幌市北区の地名)(とんでん)
また、全国に点在する富田(とんでん・とんだ・とみた)と呼ばれる地名は、その多くが屯田が転じたものであると考えられている。