小杉泰
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小杉 泰(こすぎ やすし、1953年 - )は、日本のイスラム研究者。
北海道生まれ。エジプト・アズハル大学卒業。国際大学講師・助教授・教授を経て、現在、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授。
『現代中東とイスラーム政治』で、1994年度サントリー学芸賞(思想・歴史部門)を受賞。
2005年度大同生命地域研究奨励賞を受賞。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『エジプト・文明への旅――伝統と現代』(日本放送出版協会[NHKブックス], 1989年)
- 『現代中東とイスラーム政治』(昭和堂, 1994年)
- 『イスラームとは何か――その宗教・社会・文化』(講談社[講談社現代新書], 1994年)
- 『イスラーム世界』(筑摩書房, 1998年)
- 『ムハンマド――イスラームの源流をたずねて』(山川出版社, 2002年)
- 『イスラーム世界を読む』(日本放送出版協会[NHK人間講座], 2002年)
- 『現代イスラーム世界論』(名古屋大学出版会, 2006年)
- 『興亡の世界史(6)イスラーム帝国のジハード』(講談社, 2006年)
[編集] 編著
- 『イスラームに何がおきているか――現代世界とイスラーム復興』(平凡社, 1996年/増補版, 2001年)
[編集] 共編著
- (大塚和夫・小松久男・東長靖・羽田正・山内昌之)『岩波イスラーム辞典』(岩波書店, 2002年)
- (松原正毅・臼杵陽)『岐路に立つ世界を語る――9・11以後の危機と希望』(平凡社, 2002年)
- (青木保・姜尚中・坂元ひろ子・莫邦富・山室信一・吉見俊哉・四方田犬彦)『アジア新世紀(全8巻)』(岩波書店, 2002年-2003年)
- (寺島実郎・藤原帰一)『「イラク戦争」検証と展望』(岩波書店, 2003年)
- (小松久男)『現代イスラーム思想と政治運動』(東京大学出版会 [イスラーム地域研究叢書2], 2003年)
- (江川ひかり)『イスラーム――社会生活・思想・歴史』(新曜社, 2006年)
[編集] 訳書
- ウンニ・ヴィカン『カイロの庶民生活』(第三書館, 1986年)