宇治田省三
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宇治田 省三(うじた しょうぞう、1917年1月3日-1989年6月11日)は、日本の政治家。元和歌山市長。息子は元県議会議員で2006年の市長選に立候補して落選した宇治田栄蔵。旧制和歌山県立海草中学校、立命館大学卒業。市長としての長年の功績により1986年には和歌山市名誉市民に選ばれている。また、空手の師範免許を持っており、「カラテ市長」としても有名であった。死後、従四位に叙せられている。
[編集] 経歴
和歌山市議会議員、和歌山県議会議員を経て1966年(昭和41年)和歌山市長就任。以後5期20年務めた。1986年の市長選で本命候補として6選を目指したが、当時県議会議員であった旅田卓宗に敗れた。
[編集] 業績
教育環境の整備としては、市立保育園・小中高等学校の増改築及び全校にプールの設置を行った。同時に、市民・河南・松下体育館や市民スポーツ広場等を建設しスポーツの普及振興も目指した。その他、市民会館・市立図書館・市立博物館・市立こども科学館・市立発明館を完成させた。これらの一大文化ゾーンは市民の理解と協力の下に計画的進められた。
都市環境の整備として浄水場等を完成させ上水道の安定供給を図り、かつ、渇水期にも十分に対応できる水道体制を確立した。公共下水道の一部共用を始めた。ごみ処理の施設として、青岸エネルギーセンターを完成させた。併せて、廃棄物の増加に対処すべく余熱利用として発電も開始した。
JR和歌山駅(東和歌山駅から改称)の西口駅前広場の拡張・連絡地下道を建設、また土地区画整理事業に着手し、当時は田圃が広がっていた現在の和歌山駅東口の整備を行う。高度経済成長期であり、人口の増加で住宅難に陥っていたため、向・岡崎・紀和駅・菖蒲ヶ丘団地をはじめ、市営住宅を次々と建設し、住宅事情の改善を図った。
このように現在の和歌山市という都市の都市基盤を築いたといえる。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 人名関連のスタブ項目 | 都道府県知事・市町村長 | 和歌山県の政治家 | 1917年生 | 1989年没