宇宙ペスト
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宇宙ペスト(うちゅう-)とは、アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』に登場した架空の病気。英語版では「Hate Plague(強引に和訳すれば「憎悪ペスト」か)」という。
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[編集] 概要
初登場エピソードは、第31話「コンボイの復活 パート1/The Return of Optimus Prime PART 1」。宇宙を漂っていたコンボイの遺体に芽胞が付着しており、ジェシカ・モーガンとグレゴリー・スワッフォード博士により、コンボイの遺体もろとも地球に持ち込まれた。
[編集] 症状
芽胞は生体に付着すると直ちに活動を開始し(コンボイの遺体表面では芽胞のままであったことから、死体では活動を始めない模様)、接触感染によって感染を拡大する。発病者は赤いオーラを纏い、攻撃性が極端に増加する。ラットを使った実験では、発病前は仲の良かった二匹が発病後突然殺し合いを始めている。また、発病したウルトラマグナスがロディマスコンボイに「ヒヨッ子ロディマス!」と叫びながら襲い掛かっており、隠していた本音が表在化する模様。
[編集] 治療法
治療法は全く持って不明である。
[編集] 劇中での流行状態
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
症状の判明した宇宙ペストは、以前顔を傷つけられたためにトランスフォーマーに憎悪を持っていたグレゴリーと、ジェシカが戦闘に巻き込まれ足を麻痺させられたことからトランスフォーマーに復讐心を持った彼女の父、マーク・モーガン博士によって、トランスフォーマーたちを同士討ちさせ、全滅させようと利用された。まずはコンボイの遺体を引き取りに来たサイバトロン戦士たちをはじめに、次にデストロン兵士にも流行させることに成功したが、感染は彼らの予想を上回る勢いで拡大、地球人たちにも感染し、さらに流行は地球外にも広がった。この状況に対し、スカイリンクスら残されたサイバトロン戦士たちは、感染したシャークトロンに追われていたクインテッサ星人の技術者を拉致、最後の望みをかけてコンボイの蘇生を行わせた。無事に復活を果たし、「狂気に対抗できるのは英知である」という考えからマトリクスの利用を考えたコンボイは、感染した部下たちに追い詰められたガルバトロンと手を組み、デストロンが強奪していた耐熱合金で自身をコートし、感染して暴れまわっていたロディマスコンボイからマトリクスを奪い取った。そしてマトリクスを開放し、全宇宙から宇宙ペストを根絶するのであった。マトリクスは空となったが、コンボイは、これから我々の手でマトリクスを満たせばよいと言い、『トランスフォーマー2010』の物語は幕を閉じる。
[編集] 関連事項
カテゴリ: スタブ | トランスフォーマーシリーズ