姦通
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姦通(かんつう、adulterous affair)とは、他人の配偶者、それが夫であれ、妻であれそれと性的な関係を育むこと。戦前の日本では、不義密通という言い方もされたが、近年では不倫という表現の方がより一般に用いられている。しかし、これは人類の記録に残されている歴史のかなり初期からあるもので、旧約聖書の「出エジプト記」の第20章に出てくるモーゼの十戒の中に、既に言及されている。 「なんじ姦淫するべからず」というのが、それである。
1947年までは刑法にも姦通罪の規定があったが、ただし人妻が他の男とした場合のみであり、既婚の男が未婚の女とした場合は処罰されず、男女平等に反するため削除された。