女性党
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[編集] 日本女性党
いわゆるウーマンリブ運動が脚光を浴びていた1977年に、榎美沙子が中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合(中ピ連)を母体に結成した政党。「世界初の女性だけの政党」を謳い、ピンク色のヘルメットをかぶっての街頭宣伝・デモ活動が話題となった。1977年の参院選に10人の候補者を出したが全員落選したことがきっかけとなって幹部同士が対立し、内部分裂を起こして、同年、中ピ連と同じように活動を停止した。
教育党党首、城戸嘉世子もかつて所属していた。
[編集] 女性党
1993年に新しい時代をつくる党(新時代党)として結成。1996年に現在の党名となった。 2006年現在の代表は篠原ふさ子である。 結成から2006年現在まで議席獲得には至っていないが、2004年の第20回参議院議員通常選挙では、約99万票を獲得し、存在感を見せた。
女性の解放や女性の政治進出、主婦感覚の政策等を公約に挙げている。アイレディース化粧品の販売会社アイスター(2003年にハンセン病元患者宿泊拒否事件を起こしたアイレディース宮殿黒川温泉ホテルの経営母体)が母体となっている政党である。
前述の日本女性党とは全く関係がない。だが混同している者も多く、そのために一定の得票数があるのではないかとの意見もある。
なお、男性も入党可能。
[編集] その他
上記以外にも主婦感覚・主婦視点の政治を公約に掲げる「女性党」がいくつか存在する。どれも地方の個人政党である。
[編集] 関連項目
[編集] 文献
- 「榎美沙子と中ピ連」
- 秋山洋子『リブ私史ノート 女たちの時代から』インパクト出版会、1993年1月、ISBN 4755400309
[編集] 外部リンク
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