奇形
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奇形(きけい)、畸形とは、動物が先天的に肉眼形態上の異常を持っていること。その結果として機能障害を来すこともある(口唇裂のため母乳が吸えないなど)。また、形態上の異常ではない(純粋な機能異常である)精神発達遅滞や内分泌障害は奇形とは呼ばれないことが多いが、これらが奇形に合併することも多い。
- 畸形が本来の表記であるが、「畸」の字が常用漢字外のため「奇形」と代用表記され、こちらが現在は正式な表記として普及している。
奇形の発生は、胎児が成長する段階のなかでも器官が形成される胚芽期に外因・内因の影響を受けることが重要な条件となる。逆に、妊娠後期は器官がほぼ完成されているため外的な有害作用を受けても、少なくとも奇形という結果につながる可能性は比較的低い。
奇形の原因になりうる要因としては以下のようなものが挙げられる。
- 外的なもの
- 内的なもの(多くは染色体異常)
生物に限らず標準から外れていびつなもの変わったもの一般(例えば芸術作品などで)を奇形と表現することもある。
[編集] 心奇形
先天性心疾患とも。
[編集] 母斑
皮膚の奇形をいう言葉。内部リンク参照のこと。