太平山 (栃木県)
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太平山(おおひらさん。おおひらやまとも。)は、栃木県南部の栃木市・大平町との境にある山。343メートルの小さな山だが、歴史ある山である。
大平町は「大」と書くのに対し太平山は「太」と書く。これは、旧大平村が合併発足したときに、「太」の字が4画であったため忌避したのが原因と言われている。
[編集] みどころ
かの山本有三が執筆した「路傍の石」の石碑があり、石碑があるところは太平山の中で最も見晴らしの良い謙信平(けんしんだいら)で、春桜の季節には眺めの良い花見を楽しむことが出来る。太平山では太平山だんごとダシ入りのたまごやきが名物で花見をしながら食べることも楽しみの一つである。(謙信平は上杉謙信が騎馬隊をここで練習させたことにちなむ史跡である。)
花見のときには茶席も催されているのでそれも粋である。眺めが良い場所からは晴れていれば東京タワーや新宿高層ビル群、富士山を眺めることもでき、地上が霧になると霧の上から島のように付近の山々がみえることから「陸の松島」とも言われている。
六月にはあじさい坂といわれる太平山神社に向かう階段状の参道にあじさいが咲く。中腹には太平山神社(頂上に奥の院がある)があり、年末年始には初詣客で賑わい、商売の神様が祭られているので商売の人は良く訪れる。
また宇都宮二荒山神社同様、女の神様なのでカップルでいくと別れるという噂がある。また暗いところも多いので自殺者や死体があるとか霊が出るといった噂もある。太平山の麓に大中寺がありそこには七不思議伝説があるのは確か。栃木市から岩舟町や藤岡町に抜ける大平町ぶどう団地のみち(グレープロード)沿いから入ったところにある。
[編集] 交通
[編集] 備考
太平山(おおひらさん)は午後9時か10時には警察が巡回して道がふさがれてしまうので、見学に行ったら時間と相談して速やかに帰らねばならない。走り屋、暴走族、あらゆる犯罪の防止策のためである。
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